皆さん、こんにちは。
相変わらず、連休となるとサボりがちでご迷惑をおかけしております。
さて、取り急ぎタイトルの解説を。
先ずは以下の画像をご覧下さい。
上の二つは、天文潮位と呼ばれる予測潮位と実測潮位の差異を表したものです。
この様な状況を招く一番の理由は、気圧の変動が考えられます。
先の台風で高潮があった様に、気圧の高い低いで潮位は変わってくるからです。
(究極的に珍しい程の事象では無く、潮位差は多々あります。)
しかしながら、今回に関しては、二つの理由からその定石が当てはまらないと見ています。
1.周囲の同気圧と考えられる観測点では、大きな差異がない。
2.現状の気圧はやや高めであるものの、これ程の潮位差は考えにくい
この様に気圧とは考えられない潮位差がある場合、次に有力なのが海底変異となります。
他に、遠方地震等による津波もありますが、この場合予測潮位より上がる事になりますので、この場合当てはまりません。
何らかの海底変異が生じ潮位に差が出たとすれば、地殻や岩盤の崩壊が伴う事が考えられ、それは他の観測データにも現れるはずです。
そこで、以下の柿岡地電流です。
日本時間の13時半頃に、比較的大きめの降下が入っているのが判ります。
但し、この一点を持って関連性を疑うのは非常に乱暴な話です。
仮にこの潮位差が、断続的な地殻の動きによる潮位差である場合、ズルズルと地電流にも継続反応が入るはずですし、同じ様なタイミングで、GOES衛星磁場や高エネルギー電子の観測に反応が入っているからです。
衛星磁場や高エネ電子に乱れがある場合、単純には太陽活動による影響が考えられます。
最新の観測では、同時刻に若干南向きの磁場が強まった事象がありますが、これにも頷ける程の説得力はありません。
磁場の強まりは-3程度で、とても地電流20mV/kmに、あれ程の急反応を起こすものではないからです。
それでは・・・
ここからはだいぶ飛躍した話になりますが、
仮に、ゆっくりとした地殻変動が生じたとします。
それが、13時半頃に大きめの動きを起こし、地電流に現れ、
それが逆に電離層に影響したとする考えです。
なって欲しくない仮説ですが、可能性がないとう言いいれない状況だと思います。
この仮説を否と立証出来るよう、今後の地電流、香取電波やTECデータ等を監視して参りたいと思います。
現在のTECは、北緯45度をはじめとする一連の擾乱が落ち着きを見せており、これが発震前の収束なのか、先延ばしなのか見極めている段階です。
また、大気イオンや電磁波にも顕著な反応は現れていません。
一方、西日本域になりますが、以下の通り、京都の観測データに不穏なものがあります。
☆環境防災研究会 京都観測点 植物生体電位
ここの所ずっと継続して、中波等に大きなノイズが観測され続けており、次の段階に入ったとも考えられますので、今後の無感を含めた発震兆候を見守りつつ監視を強めてまいりたいと思っております。
世界的には、この24時間でM4以上の発震が13回と、非常に活動的になっております。
今日の段階で、今まで表記してまいりました警戒域・規模に変更はありませんが、これらが近づいたのか遠のいたのか判断する段階に来ているという認識があります。
ここ数日で判断出来ると思いますので、今のところは警戒継続となります(詳細は前ブログを)
最後に、もはや定説化されてしまっている、今回の震災が想定外であったと言う考え方に少しだけ意見を。
私の認識では、この地震は想定外ではなく、いち早く想定外と唱えた先生方は、予測できなかった事を戒め、今後に生かして頂きたいと強く思います。
言わんとしている事は、こういう事です。
東北地方の太平洋津波警戒域には、日本原電の東海第一・第二、東電の福島第一・第二・東通(建設中)、東北電力の女川・東通、電源開発の大間(建設中)と言った原子力発電所があります。
これらの建築許可を得る為に抹殺されたデータをご紹介すれば、それが無謀である事が判って頂けると思います。
以下、ウィキペディアより抜粋
◆1 紀元前4世紀~紀元前3世紀頃 三陸から房総にかけてM9級の超巨大海溝型地震と津波発生の可能性。(宮城県気仙沼市大谷海岸で津波による堆積物が発見された為)
◆2 4世紀~5世紀頃 三陸から房総にかけてM9級の超巨大海溝型地震と津波発生の可能性。(宮城県気仙沼市大谷海岸で津波による堆積物が発見された為)
◆3 869年7月13日 貞観地震 - M 8.3~8.6、陸奥国(青森県・岩手県・宮城県・福島県)地大震動、地震に伴う津波(貞観津波)の被害が甚大で死者約1,000人 津波堆積物調査から震源域が岩手県沖~福島県沖、または茨城県沖の連動型超巨大地震の可能性も指摘される 東北地方太平洋側で繰り返し発生していると推定されるM9クラスの地震の候補とされる。
◆4 2011年3月11日東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生
◆1と◆2の間は、約900~1000年。
◆2と◆3の間は、約400~500年。
◆3と◆4の間は、約1142年。
約30~40年間隔で発生するM7クラスの宮城県沖地震には、過去3度この様な発震があったのです。
事例から見れば、「近年超大型震の来る可能性がある地域」と言えた筈です。
先の話ではありますが、次の周期後には、想定内とされ、防災がなされている事を祈るばかりです。
地震分析をライフワークとしながら、この事を啓蒙できなかったことを悔いています。
被災された方、ごめんなさい。
これからもしっかり準備と心構え、そして素敵な笑顔をもって、頑張っていきましょう。
Marianafan HIRO











