皆さん、こんにちは。
こちら、神奈川県川崎北部は、午前中スコールの様な雨が降りましたが、その後は日傘とサングラスが大活躍となっております。
さて、昨日もお知らせ致しました台風16号ですが、北緯22度を過ぎた状態でも905hPa・最大瞬間風速75m/sと言う猛烈な台風を維持しております。
また、大きさも大型で、中心が九州遥か西方沖でも、危険半円に属する強い雨をもたらす雨雲が九州全域にかかる見込みで、これから明日いっぱいは大雨に、また明後日迄は強風にも最大の警戒が必要です。
沖縄、南西・奄美諸島は元より、九州の皆さん、最大警、早めの避難をお願い致します。
この台風の雲は、日本列島とほぼ同じくらいの大きさですから、決して軽く見てはいけません。
※気象庁HPより
続いて、地震のお話になります。
予測域・規模につきましては継続となります。
毎度お馴染みの再掲載です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
◆中央構造線
紀伊半島沖~瀬戸内海~豊後水道・日向灘・九州南部
構造線の北西側になりますが、京都・兵庫
◆中央地溝帯(フォッサマグナ帯)
関東甲信越(富山・長野・新潟西部・山梨・埼玉西部・静岡等々)
※ウィキペディアより引用(ウィキペディア本文内の画像説明を画像内に転記)
◆上記の各延長上にある海洋部(特にプレート境界部のアスペリティ(固着部))
◇千葉沖・東京湾・相模湾・駿河湾・琉球海溝
◆北海道東方沖(択捉島~十勝沖まで)
◆震災震源域内
岩手北東沖・宮城沖・福島沖の残存アスペリティ(固着部)
◆秋田・山形
◆茨城・千葉沖
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上記の中で、(今日の段階で)警戒ラインが高くなってるものを解説します。
◆北海道東方沖(択捉島~十勝沖まで)
北緯45度付近のTEC反応の収束感と言うのが一番の理由になります。
◆震災震源域内
岩手北東沖・宮城沖・福島沖の残存アスペリティ(固着部)
◆茨城・千葉沖(一部の栃木)
柿岡データや香取観測からの警戒です。
◆長野・静岡
発震傾向からの警戒です。
これらの警戒域は、約一週間位を目処に最大警戒かと考えています。
現段階では、最大でM6前後(茨城・千葉沖はM5)では無いかと見ています。
北海道並びに北方の火山が活発化する場合は、北海道~福島にかけては、それ以上の大型震となる場合もありますし、津波の心配もありますので十分な注意をお願い致します。
また、【三宅島・大島・伊豆半島東方沖海底火山・硫黄島近海海底火山等の相模湾~太平洋】の火山活動が活発化した場合は、上記の中央地溝帯(フォッサマグナ帯)全域での警戒が高まると見ていますので注視して下さい。
付け加えですが、海水温からの考察も。
現在、関東東方太平洋沖において、海面下400m海水温が幾分高まっているように見えます。
一ヶ月前の8月14日の海面下400m海水温図(気象庁より)
昨日の海面下400m海水温図(気象庁より)
この白丸エリアは、親潮と黒潮の払い出し部に当たります。
ですので、主に高温になりやすい黒潮、つまり、西日本太平洋岸流の水温が上がれば当然上がるのですが、見た目大きな差異が無いように言えます。
それなのに払い出しの温度が上がるのは、なぜでしょう?
もう一つの要因として、白丸エリアの気温そのものが高い事も考えられますが、データ上は極端な前月差が無いようです。
それでは、残る一つの要因、親潮はどうでしょう?
確かに、白丸上部の北域海面下400mの水温も若干高そうです。
それを顕著に現すのが平年差です。
以下は、7月14日・8月14日・9月14日の海面水温の平年差(気象庁より)を見た資料です。
これを見る限り、北域の界面温度が平年よりかなり高い事が判ります。
そして、上記9月14日の海面水温平年差の赤表示部分と現在の発震警戒域が酷似している事に驚かされます。
偶然なら良いのですが、海底の岩盤の高温化やガスの噴出が要因でない事を祈るところです。
それでは、数日感は台風に地震にと、警戒日となってしまいますが、あまり背負い込むことなく、しっかり準備と心構え、そして笑顔で頑張っていきましょう。
最後に先日頂いたお便りをご紹介させて頂きます。
(一部要約)
「千葉南西部のM5.1地震の時は、事前にブログでお示し頂けていた茨城・千葉沖M5クラスの情報のおかげで、パニックにならずに済みました。
もちろん参考程度であると意識し、不足に備える気持ちはありましたが、最大でもM5クラスだと言う心構えが、心にゆとりを与えてくれました・・・」
非常に嬉しく思います。
これ見よがしに予測が当たったなどと申し上げているのでは無く、事前のデータから予測される地域・規模を知っていることで、慌てず行動が出来たと言うお話が嬉しいんです。
防災は、何より落ち着いた判断からです。
私のブログが、単なる当たった外れたと言う予測屋さんにでは無く、皆さんがいざという時に慌てず行動が取れる為の知識・情報の発信元となれるように、今後も頑張っていきたいと思っております。
Marianafan HIRO