私は、団塊の世代です。
戦後、昭和22年から24年に生まれた、
第1次ベビーブームといわれる世代です。
私たちの親は、第2次世界大戦を経験しています。
そして、私たちは、欧米流の戦後教育の申し子です。
多くの知識と教養に富んだ人間になることを至上命令として、
多くの受験戦争をくぐりぬけてきました。
ビートルズを聴きながら、受験勉強をしました。
“ながら族”といわれた世代です。
実際、ギターを手にしたのも、そのころでした。
そして、学問の最高府、大学に進学を果たした直後、
全国的な大学紛争の波が押し寄せました。
そこで、「学ぶ」ということはどういうことなのか、
必死に考えました。
知識、詰め込み型の“頭でっかち”が問われました。
大学のキャンバスで、受け売りの理論闘争にあけくれました。
やがて、私たちは、社会人となり、高度経済成長が訪れます。
私たちは、その主役、担い手となり、“金の卵”ともてはやされました。
そして、私たちの時代は、マイホームを建て、子育てを終え、
バブル崩壊、地域共同体の崩壊、人間的連帯感の喪失。。。
と終焉を迎えます。
モノ、カネが主役だった経済成長は停滞し、私たちは、
一変して、孤独感と閉塞感のるつぼの中に落とされました。
20世紀の終末。
日本人は、生まれてから死ぬまでの現世を
絶対化して生きてきましたが、それが、見事に
崩れていきました。
21世紀になりました。
その世紀も、もう10年が、あっという間に過ぎました。
私たちは、どうも「悲しむ力」を失ったようです。
私たちに残されたのは、あと20年・・・・・・・・・
「老い」と「病い」を上手に生きのびていく極意なんかありません。
年金も、おまかせでもらえるわけではありません。
高齢者に優しい社会でもありません。
健康も、幻想にすぎないかもしれません。
さぁて、私たちは、どんな覚悟をしたらいいんでしょうか?
おせえて(笑
少しでも多くの方に読んでいただきたいので、
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