秋風の吹き出すころ、
チーム内にも、秋風が吹き込む。
それも、9年連続、そして、13年連続。
そのチームとは、われらが広島カープだ。
つい先日、9年連続の負け越しが決まった。
そして、13年連続のBクラスも、確実。
「負けたら、いくらいい試合をしても、経験にはならない」
勝利という経験が、選手に力をつけ、自信を生む。
それが、ここ数年のカープにないのだ。
先日、高橋健が引退を決意した。
そんな中にあって、
前田健太がひとりがんばっている。
きょう勝って、13勝に到達。
最多勝利、最多奪三振、防御率の3冠を狙う位置にいる。
ドジャースに三年契約で入団した、元カープの黒田博樹が、
契約切れの今年を最後に、日本に復帰するという情報が流れた。
メジャーに行くとき、カープ球団とどのような話があったのかわからないが、
カープの古巣に戻る可能性はある。
しかし、巨人、阪神はてぐすねをひいて、黒田獲得を狙っている。
来年度の選手強化は、経営陣に任せるとしても、
肝心は、これからのカープの戦い方である。
今シーズンを見てきて、やはり、投手陣の駒不足と力不足は、
どうやっても、否めないところだ。
緻密な野球をめざしてきたカープだが、
いつまでも、そんな野球を目指してもいられまい。
半世紀以上、カープとともに戦ってきた旧市民球場も、
その生命を閉じた。
緻密、守りの野球から、大きく飛躍しなければならない。
マツダスタジアムに、新生カープの雄姿が躍るのは、
いつのことだろうか。
少しでも多くの方に読んでいただきたいので、
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