10日、政府は、日韓併合100年に関する、
菅首相談話を決定、発表した。
その首相談話のポイントは、
①韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、
国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられた
②植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、
改めて痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明する
というもの。
首相談話は、時の政権の歴史認識や国策として、
首相談話という形で表明されるもので、
首相が交代しても、一定の拘束力を持つものである。
有名なものとしては、
戦後50年に発表された「村山談話」であり、
日本の犯した侵略戦争をアジア諸国に向け発信し、
同時に謝罪したもので、
戦後60年時には、この村山談話を引き継ぐ形で、
小泉首相が、小泉談話を表明している。
今回は、日韓併合100年に当り、もっと深く
切り込んだ形で、日本の植民地支配を認め、
つよい反省と謝罪を述べている点に注目したい。
ところが、いつもこのような反省と謝罪をすると
必ず、「自虐」だと揶揄する輩がいる。
歴史認識もろくに持てず、「愛国心」やらを楯に、
自虐史観だと騒ぎたてる輩こそ、「自虐」的ナルシスト
ではないのか。
NHKが、日韓両国の20代・30代の人たちの
討論会を放送していた。
いわゆる、戦争を全く知らない世代である。
★韓国人が好きな日本人は62%
★日本人が嫌いな韓国人は71%
そんなアンケートをもとに、活発な討論をしていた。
そこにも、日本の植民地支配を受けた韓国人、
いや、韓国という国の今を垣間見ることができた。
彼らの反日感情や被害者意識は、国の教育によって
作り出されたものである。
でも、そのような被害者意識は、決して忘れ去られるものではないが、
いつまでも、そこにこだわり続けると、
日韓両国の未来は見えてこない。
そんな意見もあった。
そういう植民地支配を受けたからこそ、
韓国人は、民族のアイデンティティを大切にするのだと
思っていたが、昨今の韓国の若者たちは、
整形に突っ走っているようだ。
日本の若者たちにも、過去の歴史をしっかり見つめて欲しいし、
学んで欲しい。
学校現場でそのことを痛切に感じたのだが、
日本には、70万人近い在日の人たちがすんでいる。
子どもたちは、韓国人は怖いというイメージを持っている。
そして、韓国人と何か、トラブルとすぐに、
大人も子どもも、
「おまえら、自分の国に帰れ!」
なぜ、韓国・朝鮮の人たちが日本にいるのか。
戦後、なぜ、祖国に帰れなかったのか。
その背景に、「日韓併合」という、重い歴史事実が
横たわっていることを、
国民はしっかりと学ばなければならない。
創氏改名
強制連行・強制労働
慰安婦問題
少しでも多くの方に読んでいただきたいので、
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