きょう、ヒーくんが、むかしばなしをしてくれました。
むかし、むかし、
あるところに、
おじいさんとおばあさんが住んでいました。
めでたし、めでたし!
ちょっと、吹き出してしまいましたが、
でも、実は、
これが、日本の原風景なんだなと、
ふと、気づきました。
私たちの世代、戦後まもなく生まれた、
昭和20年代、30年代に生まれた方なら、
この実感は、たぶん、おありでしよう。
私たちが生まれたとき、
家には、おじいちゃん、おばあちゃんがいました。
そして、近所にも。
自分のうちの、おとうさんやお母さんよりも、
時には、怖い存在でした。
私も、近所に怖いおじいちゃんがいて、
友だちと、釣竿を抱えて、池に釣りに行くのですが、
いつも、見つかっては叱られました。
寺の子が、殺生をしちゃ、いけんぞ!
私は、みんなを先にいかせてから、
あとから、独りで行きました。
私たちは、そんな、おじいちゃんやおばあちゃんの
あたたかい“まなざし”の中で、育てられました。
めでたし、めでたし!
少しでも多くの方に読んでいただきたいので、
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