昨日は、一日中、休んでいました。
テレビの音声だけが聞こえていました。
3時ごろでしたか、ある番組で、
女優三原じゅん子さんのことを特集してました。
2度の離婚、2度の流産、そして子宮頸がん。
そんな苦難を乗り越えた彼女が、その過去を
振り返って、いろいろ話をしていました。
その中で、印象深かったのは、
「お腹に赤ちゃんを授かったとき、私はこれで本当に
母になったと思った」と彼女が言ったこと。
まだ声も聞こえないし、わが子の顔も見ていないのに
妊娠した時点で、女性は“母”になるんだと。
それを母性本能というのでしょうか。
最近の医学の発達は、
胎児の様子までも、エコーか何かで見ることができます。
私は、こういう話を聞いたことがあります。
初めての妊娠をしたA子さん、エコー検査を受けました。
もう、男の子であるということがエコーではっきりわかるまで、
お腹の胎児は大きくなっていました。
そして、エコーによってもうひとつ、別のことが判明したのです。
その赤ちゃんの心臓に異常がみつかったのです。
そして、そのお医者さんは、A子さんにこう
伝えられたそうです。
あなたのお子さんは、このまま育っても胎内で死ぬかも
しれません。たとえ、生まれたとしても、何年生きれるか
まったく保証ができません。
これからどうされるのか、家族でご相談ください。
赤ちゃんの異常を聞かされただけでショックだったA子さんに、
「これからどうするのか」というのはむごい選択でした。
これからどうされるのか
この言葉のうらには、
今だったら、まだ中絶ができる
という意味があると思います。
だから、産むのか中絶するのか。
A子さんのご家族がどうされたかは、
皆さんのご想像におまかせします。
医術が進歩した反面、人間が踏み入ってはならない
世界にまで、人間が侵入するという、
陰・負の部分が見えてきました。
臓器移植や脳死の問題。
医術の発達は、同時に人間の側の生命倫理の
確立を必然としているようです。
少しでも多くの方に読んでいただきたいので、
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