- ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)/堤 未果
- ¥735
- Amazon.co.jp
トヨタ自動車の豊田章男社長は24日(日本時間25日)、
米下院監督・政府改革委員会の公聴会で証言した後、
米国トヨタの関係者の前で、涙ながらに、激励に対する
感謝の思いを述べました。
正直
勤勉
秩序(伝統)
上の三つは、かつての
日本人社会の精神的支柱をなしていたものです。
それらは、戦争によって完全に崩壊しました。
戦後のこれらの精神的支柱の崩壊は、
日本国民自らが戦争責任を曖昧にするなかで、
一層、崩壊は進んできたようです。
それは、今回の、米国でのトヨタリコール問題のように、
国際社会のなかでの日本人に対する不信感となって
現に私たちに突きつけられています。
日本人らしさとは何か?
米国では、1年間に、1400件近いリコールが発生
しているそうです。
そんな中での、なぜ、トヨタだけがと思われるでしょう。
でも、米国に進出した今は、それらの問題に丁寧に、
誠実に対応していくことが、
我々が見失ってきたもの、あるいはどこかに置き忘れて
きたものを、もう一度私たちの手に取り戻す絶好の機会
なのでしょう。
ある意味で、日本人の「こころ」が、今問われています。
豊田社長が、米国トヨタ関係者の前で、
涙ながらに、感謝の念を述べられました。
やはり、これも、かつての日本人の精神的
支柱であった、「感謝」の心がまだ、忘れ去られて
いないということだと思います。
これからのトヨタの誠心誠意の対応に期待したいものです。


にほんブログ村