変な病気② しゃっくりが止まらない | ヤマモト探険記

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気の向くままの街歩き。


その日は、いろいろなことがあり、神経と体力を消耗する1日でした、加えて、数日前より食欲なく体調も悪いため家に帰り着くと掛かり付けのクリニックに行き、先生に点滴をお願いしました。


クリニックに行く前、家に着いたあたりからしゃっくりが始まりました。


先生も笑いながら「すぐに止まりますよ」と気にせず、脱水状態との診断で点滴をしてくれました。


点滴中は小さなしゃっくりで気にもしませんでした。


最初はすぐに止まるだろうと、あまり気にせずに家の事をこなしていましたが、1時間以上も続くと何とかせねばと思い、息を止めたり、水を飲んだり、腕を回したりしました。


小康状態の時もあったりするものの少しするとまた始まります。


誰かに脅かしてもらおうか、自分で自分を脅かす方法はないかとマジに考えたり、時々寝ている人の腹をジャンプ台にするネコに「今がその時」と声を掛けたりしました。


ネットで調べると、すぐに止める方法は無いようでした、疲れや体調から来ることもあるようなので、身体を休めれば明日には止まるだろうと、早めに寝ることにしました。


ところが、しゃっくりで寝付けず、翌朝は少しボーッとした寝覚めでした。

仕事は以前から休みにしていたので、家でゆっくりすることにしました。

しかし、しゃっくりは止まらず、小康状態の間隔も短くなり、寝ていても飛び上がってしまうほどの(横隔膜の痙攣発作と言ってよいほどの)発作がおき始めました。

小康状態と言えるような静かな状態は無くなり、常にヒクヒクいっていて1時間位の間隔で大きな発作がやって来るようになりました。


明らかに悪化していると感じ、職場に連絡し今週いっぱいの休みをお願いしました。電話していても言葉が切れ切れとなってしまいましたが、普通ではない様子は伝わったようです。


その晩は本当に苦しい夜でした。

9時に横になり、大きな発作で目覚めると時計は10時半、大きな発作を我慢しながら何回も深呼吸をしたりして、目を閉じて気を落ち着かせ眠ろうとしますが、我慢しきれず時計を見ると11時6分。次に目覚めると12時20分、次は1時35分、ほぼ70~80分ごとに目覚める状態でした。合間合間に眠れたのかわかりません、時刻も曖昧で、翌朝6時すぎにネコが来る迄の記憶は定かではありません。