1月31日 浅草ロック座 ② | ヤマモト探険記

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気の向くままの街歩き。

日記修正しました。


四景(仙葉由季)
このところ浅草に行くと必ず登場する、太鼓を使ってのダイナミックなステージでした。

たぶん、マカオ・ロック座で外国人のファン向けに企画された『和』のステージが元になっているのだと思います。

透けたスクリーンの向で、白い着物から、青、そして黒へと衣装を替えていく、仙葉さんの早や変わりは、とても楽しいものでした。
最後は黒い下着にマスク姿。鞭?のようなスティックを持ってのダンスはいつもながらにクールでダイナミック。


床を転げ、腕を回し、脚を挙げ・・・激しく動く様は、身体に痛みを抱えているとは思えません。動きの途中、ピタッと止まった瞬間に見せるその肉体は、硬く引き締まりブロンズ像のようです。
白い着物に替わってからのベッドも、ポーズが決まりカッコ良かったです。

「もっと見たい」、叶わぬこととわかってながらも、そう、思うステージでした。




五景(浜野蘭)
先ずは加瀬さん、黒崎さんが加わってのかわいらしいダンス。
目にも鮮やかなショッキング・イエローのミニスカートにニーハイブーツ。
先ほどのステージとは180度違う可愛らしさ全開のアイドルのようなステージでした。



六景(沙羅)
赤いドレスでのダンス。フラメンコです。
以前に拝見したタンゴもそうでしたが、まるで、香水のように艶っぽさが香ってきます。
さすが、ベテランの貫禄です。
赤一色の衣装が青に替わりましたが、衣装や色に惑わされないオーラがあります。



七景(灘ジュン)
「天の羽衣」の物語ですした。
透けた羽衣を脱ぎ、全裸での水浴シーンからのベッド。
花道から戻っての着衣でのダンス。通常のステージとは逆の展開です(笑)
灘ジュンさんは1年以上前に拝見して以来です。
以前は、強烈で眩しく、近寄り難いイメージを持っていました、しかし今回は、柔らかで温かみのある、しっとりとした色気を感じました。

最後、天女が飛翔するシーンでは、大きな鉄の輪に乗っての演技でした。
「これなら、[吊り]も出来ますよ、美保さん」と呟いていました(爆)


ひさし振りに、仙葉さんのステージを見ることができました。

今年で引退とブログにありますが、この笑顔、動き、肌の張りを見ると、「まだまだ、踊れるのでは」と思ってしまいます。

しかし、私が初めて仙葉さんを見た2007年には、既に引退を宣言されており、その後のブログからも、身体の故障を抱えながらステージをつとめる様子が綴られ、[仙葉由季]を続けることの大変さが伝わってきます。

[仙葉由季]を知り、その経歴を知れば、知るほど、もっと見たいと思ってしまい。一方で、振付師、演出家として、[仙葉魂]を伝えることに専念する方が良い、と思ったりもします(勝手なものです)。


何れにしても、仙葉さんが決めたことを尊重するのがファンの努めです。

今年、いつの公演が最後になるのかわかりませんが、出来るだけ、その姿を眼に焼き付けておきたいと思います。