幻となったロンドン公演の予告編であり、メイキングである。
「スリラー」の3D映像やバック・ダンサーやスタッフへのインタビュー以外は、彼が私的に撮影させておいた練習風景とのこと。
ですが、“軽く”演じるつもりが、ついつい熱唱してしまったり、ギタリストに「さあ、君が輝く番だ!」と語るなど、彼の人柄が偲ばれる場面もあります。
しかし、この映像だけを見ても、ロンドン公演(そして、以後の世界ツアー)が、素晴らしいものとなったであろう事が想像されます。
あくまでも、練習である事を思えば、マイケル自身力を抜いており、構成や演出も未完成なわけですから、本番では、きっと世界中を熱狂させたことでしょう。
マイケルを忘れかけていた私ですが、「スリラー」や「ビート・イット」などを聴きながら気が付くと、身体でリズムを刻んでました。
そして、1985年のウィ・アー・ザ・ワールドやペプシのCMなど、マイケルに熱狂した時代を思い出していました。
終わって、二度とマイケルを見ることが出来ないのを感じると同時に、この映画を“まさに、今(THIS IS IT)”見ておいてよかったと感じました。
いづれ、影の部分も含め、マイケルの生涯を描いた映画が作られるはずです。
その時、“KING OF POP”は、どう評価されてるでしょうね。