キャピタリズム/映画評下書 | ヤマモト探険記

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気の向くままの街歩き。

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もう十年ぐらい前か、「地域貨幣」について調べたことがあります。
通常ではお金に成らない行為やサービスを架空のお金に換算し、他のサービスやモノに変換しよう、と言うもので、「地域福祉」や「ボランティア活動」に活かすことを考えていました。
今は「エコ・マネー」と言った名称で、地域のコミュニティー活動として、全国で取り組まれているようです。

このシステムの特徴は、お金の貸し借りがあっても「利息が無い」ことです、つまり、実態経済以上のお金は有り得ず、銀行はあっても、それは、単なるお金預かり業。お金を貸したとしも、ローンの金利で儲けることは無く、放って置いてもお金が増える金融商品や、将来の値上がりを当てにしての先物取引なんて無いのです。

今回の世界同時不況の原因を「行き過ぎた資本主義」と言うより、「資本主義そのものに欠陥がある」と気付くべきでしょうね。

1%に満たない人間が、99%の人々の持つ資産の数百倍の資産を持つ、という、歪な社会は変えなければいけません。