罪とか罰とか/映画批評下書 | ヤマモト探険記

ヤマモト探険記

気の向くままの街歩き。

成海璃子ちゃん、まだ16歳なんですねぇ。
CMで見る可愛い笑顔とは違い、不条理劇の主役を、終始困惑顔で演じてました(ガンバレ!)

売れないグラビア・アイドルのアヤメ。
久々に雑誌掲載された写真は、上下逆さま。落ち込んだアヤメが、思わずとった行動がきっかけとなり、不条理な世界が展開して行きます。

さて、この映画、話の組み立てが複雑です、脈絡のわからない小話が次々に出てきます、そして、時間を戻したり、進めたりして、一つにつながって行き、アヤメが、不条理な世界を脱してスッキリするのと同時に、観客も、ストーリーが繋がりスッキリする仕掛けです。

もっとも、小話の数々はブラックでナンセンス、監督のケラリーノ・サンドロビッチさんは、笑わせることしか考えてませんね。