我家の猫・ナツコが死にました。
病院から戻って7日目でした。
見つけた時は、家族が食事するテーブルの下にある、お気に入りの箱の中で苦しそうにしていました。
「ナツコ!」と声をかけましたが、耳が少し動いたぐらいでした。
あとは、箱から出して身体を撫でてあげるしか出来ませんでした。
暫くして、全身から力が抜けるのがわかりました。
ぐったりした体を抱くと、首や手足がダラリとして、精気の無い目が私を見ていました。
「ありがとう」と声をかけました。
温もりのある体が、冷たくなるまで撫で続けました。
片手に乗るほどに小さな仔猫だったこと。
じゃれて興奮し、尻尾の毛を逆立てて遊んだこと。
朝、家人の布団の上に乗り、餌をねだったこと。
元気に、狭い部屋の中を上に下にと駆け廻っていたこと。
いろんな思い出をありがとう。
君は幸せでしたか?
私たちは君が居てくれて、とても幸せでした。
ありがとう。