命 | ヤマモト探険記

ヤマモト探険記

気の向くままの街歩き。

我家に16歳になる雑種の牝ネコがいます。
生後1ヶ月の時、近くのペットショップを介して、もらって来ました。

夏生まれにちなんで、ナツコと名付けられました。

そのナツコの命の灯が、消えようとしています。


避妊手術した直後に、アレルギーであることが分かり、その時から、食事は動物病院でもらうペットフード・処方食だけとなり、定期的通院も始まりました。

家人が食べてる、魚やチーズの匂いに、食べたそうに鳴く姿は、暫くは不憫でした。

食事のこともあってか、家人はとても可愛いがっていました。

マンションの室内飼いで、病院に行く時に、外を見るぐらいで、ベランダに出るのすらビクビクしている、箱入り娘に育ちました。


家人の足にまとわりつき、遊びをせがんだり、ガラス越しにベランダのスズメを威嚇した若い時代。
物置や押し入れの奥に入り込み、半日も寝ていたこともありました。

十数年続いていた月1回の通院が、昨年から2週に1回、そして毎週に、今月になってからは、食欲も無くなり、口にするのは薬だけ、通院は毎日に。
内蔵に影が見つかり、3日前から、入院となりました。
手術しても、治る見込みは無いとの診断でした…