少年メリケンサック(映画批評下書き) | ヤマモト探険記

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気の向くままの街歩き。

宮崎あおいの笑顔が見たくて鑑賞。

大河ドラマと同時に撮影されていたとは思えない弾けっぷり、大河やCMのイメージで見に行ったファンにはそのギャップに戸惑ったかもしれません。

ご本人はあまり役作りを意識してないらしいですが、監督や共演者たちの方が意識してたかもしれません。

紅白はおろか、民放での放送すら危ない劇中歌や、セクハラまがいの台詞や演技には、
「大河の主役と言う、大看板を背負ってしまった宮崎あおいチャンの将来を考え、芸の幅を広げ、汚れ役もこなせる大女優になってもらいたい」
「その為には絶対、篤姫のイメージを壊さねばならない!」
という、先輩映画人としての強い信念に裏打ちされた、溢れんばかりの愛情がありました。
嘘です!

クドカンらしく、笑い処満載で弾けた感じは良かったですが、な~んか中途半端。
〝夢よもう一度と、張り切る中年バンド物語〟で良いと思いますが、兄弟の確執とか、昔のマネージャーのインタビューとか、余計な話が多すぎ、まとめきれずに終わってしまいました。テレビドラマなら、一つ一つ片付けられたのにねぇ。