大阪ハムレット(映画批評下書き) | ヤマモト探険記

ヤマモト探険記

気の向くままの街歩き。

あくまで〝江戸山ノ手言葉〟の環境で育った私の感想ですけど…、

「大阪」って聴くと、ぜーんぶ下町ってイメージです、だいたい、大阪の高級住宅街とか山ノ手って、どこ??

まぁ、何処にいっても〝オッチャン負けてんか〟と言える貪欲さ。
江戸山ノ手育ちには、「値切る」と「泥棒」は同義語です。


〝言うだけやったら、タダやろ!〟という経済観念。
江戸山ノ手育ちは、値札なんて見ません。


逞しい生命力、江戸山ノ手育ちには無いものです。
(あくまで、大阪を誉めてます、念のため。)


そんな、大阪に憧れと恐怖を抱く江戸山ノ手育ちにとって、今回の映画の題名は、大変気になりました。


大阪の人間がハムレットの様に悩むはずないでしょう。

だいたい、シェークスピアと大阪なんて、ありえない…。
と、声に出してしまったら、野暮な大阪人と同じです。

江戸山ノ手育ちらしく、騒がず静かに鑑賞し、酷いモノであれば、観なかったことにして、無視すればよいのです、上品に…。
そう、心に決めて観て来ました…




で、無視できなかったってことです。

今の時代に、元気の出てくる映画です、悩みのある人にお勧めです。
「生きてりゃえぇやん」