駅を出て、道なりに左へ曲がっていくと、大きな交差点にでます、変形の十字路です、そのまま歩道を行くと直ぐに3階建てのビルが見えました。
大きな文字でビルに浜劇とあります、近づくと、ビル1階のところに黒い幕、日よけ?が張ってあり、間を入ると目の前がビルの入り口でした。
右に小さな机があり、お兄さんが座っていました、声を掛けられ「初めてです」と答え、お金を渡すと、左にあるチケット売り場の窓に頭を突っ込んで、中の人から券を受け取り、その場で半券にして渡してくれました。いま何回目ですか?と聞くと「まだ、1回目」と答えてくれました。
開け放たれた、と言うか、ドアもない入り口から3mも行かないところに黒いドアがあります、自販機が置かれたこの空間がホールです。休憩時間に、5人もタバコを吸いに来たら息苦しくなるでしょうね。そうか、だから、モギリの兄さんが外に居るんですね。雨の日は大変だぁ。
左側のチケット売り場と奥のドアの間に階段がありました、関係者以外立ち入り禁止のようです。
ドアを開けると黒い幕が下がり、すぐに人の背中でした、あの上野の混雑を思い出しましたが、幸い、それほどには混雑してませんでした。
場内はドアから左の方に広がっている感じでした、右の奥が明るいので、引き寄せられるように人の間を右側へ移動しました、明かりはトイレでした。壁際に立つと、目の前にちょっと縦横ビックな方がいてよく見えませんでしたが、踊り子さんが見えました・・・って、踊り子さんまでの距離は3mありません。
場内はシアター上野より少し大きいくらいです、本舞台は幅4mほど、花道・・・・・・ってありません、うーん50センチでしょうか(笑)、盆は直径2mほど。
幅の狭いベンチが、盆を二重に囲んでいます、座れるのは30人ほどでしょうか、盆の正面、二重のベンチの外側に鉄の柵があり、その後ろ、壁際にも5・6人が座れるベンチがあります。その上が投光室でした。
小さなステージですが、天井が高く、息苦しい感じはありませんでした。天井を見ていると、変なものを見つけました。
劇場の天井には多くの照明器具、音響機器がぶら下がっています、赤、青、黄色のライト、大小のスポットライト、小さな鏡が動くことでステージ上を光が動き回る機械、いろいろな形のミラーボール等です。これらは、天井にじかに取り付けてあるのではなく、太いパイプに金具とボルトで取り付けてあり、移動や取替えが出来るようになっています。
一度、DX歌舞伎町で、電車のつり革が下がっていましたが、多くの場合、劇場の天井には金具と太い鎖、電気コードが走っています。
そんなことを思いながら、天井を見ていると、変なものが目に入りました。グルグルと巻かれたロープです、天井のパイプに何重にも巻かれ、束ねたロープの先に大きなカラビナ、そのカラビナは別の金具に掛けてあります、しかも、盆の真上です。「何??」
いやいや驚きました。