はるかが検査を受けてる間、じーさんが加藤に話し始めた。

「実は・・・・少し前から、はるかが頭痛で苦しんでるのを知ってしまったんです。」

加藤
「その頭痛の原因は何なのか知っているんですか?ギルさん。」

じーさん
「じーさんでいいですよ。確かかどうかは分からないのですが、龍之介が言うには
夢を見過ぎだとか・・・・・主任さんは開発者ですよね、何か知っているのでは?」

加藤
「主任はやめて下さい。加藤でいいです。この状況ですので本当の事を話します。
開発中にどうしても行き詰まった事があって、本当はそれをクリアしなければいけないのに
クリアできないままソフトを完成させてしまったのです。
クリアしなければいけないことというのは、毎日夢レンタルを見続けると何らかの副作用が
生じる、でもその副作用がどんなかは解らないのです。ただ私が確信していたのは、
もし副作用が生じたとしても世間に公表したり、訴えたりするような事ではないと・・・・
でもどうやら間違っていたようです・・・・・、今日このシーランドに来たのは
龍之介くんを監視していたからです。龍之介くんはオアシスがオープンして以来毎日
レンタルしている唯一の人だったから、そろそろ何か症状が出てくるかと思い・・・・・。」

じーさん
「そういうことだったんですね。最低ですね。あなたも、オアシス社も!」

加藤
「いや、最低なのは私だけです。会社には副作用のことは隠して完成させたので・・・・
本当に申し訳ない。」

じーさん
「はるかはもちろん知らないんですよね。知ったらきっと悲しむと思いますよ。」

加藤
「はるかくんが毎日夢を見ていたとは全く知りませんでした。
社員はあのバングル無しでレンタルできるので、データが取れないんです。」

じーさん
「まったく!どこまでずさんな会社なんだ!ロビンに報告するにも情けなくてできないじゃないか!」

加藤
「えっ!?ロビンって誰ですか?あなたは一体・・・・?」

じーさん
「ロビンはうちの会社の副社長だ!そして僕は、クララ社の開発営業部長だ!」

加藤
「なっ!!なにーっ!!!!!」