映画を観る本数もなんだか今年は低調なのははっきりしていて暇なはずなのに選択している傾向も偏りに満ちている、本数自体はさほど減ってはいないので今年観たいと感じているものに力がないのか自分自身の見る目に鈍りと両方なのだろう、このまま沈んでいくのか、浮上するのかはこの時点ではわからない。
県立相模原公園の無意味な見本庭園と緑の街は必要ないなあ思いながら昼下がりに公園をあるこう、公園の隣には総合公園と清掃工場、小さい頃にはわき水の流れる沢があり、わさび田のある貯水池だった場所はすっかり様変わりをして、バブル景気の名残で作られたこの公園はこの十数年ですっかり緑を取り戻し、周囲の開発も落ち着いているもののグリーンタワーからの眺めは38メートルの高さから見渡せる県央の風景は無料でならではの残念な感じで、タワーの由来は”でいだらぼっち”なのになぜかグリーンタワーというのかはなぞで、その隣にあるアスレチックはやけに本格的な割に自己責任を看板でしっかり促し、広場の芝はところどころ手入れが行き届いていない感じに、よく利用されているからだろうと草むしりで休憩している職員の人たちを見て思い直し、ふれあい動物広場にいる動物たちは小さな子供たちや、隣にある女子大学の学生たちには大人気で特にポニーは一周50メートルくらいのコースをゆっくり乗馬できて楽しそうだ、小動物や小鳥も飼われていて見たことも無いゾウの仲間に見えないネズミのでかいようなハイラックス、ワラビーは暑さのせいかぐったりしたまま動かないので子供たちには人気はあんまりなく、よくあるふれあい動物広場にはおとなしい山羊やウサギの餌やりをしつこくねだる子供は係のお姉さんを十分困らせて、逃げないように二重扉の大きなゲージの中にはよく見る小鳥やうずらが放し飼いにされていてるのにやっぱり子供たちには人気がない、帰りに38メートルのグリーンタワーに昇り展望台からは公園と遠くに見える駅ビル以外は緑がずっと続いている。
手塚治虫展を見て、大江戸博物館の三階の吹き抜け部分を起点に歩く、三階部分に建物を巨大な柱に支えられいくつかの休憩所とチケット売場柱の間には国技館と駅のホーム区立の中学校と私立高校から中心にこの建物の位置を知る、階段下は下水道のポンプ場になっていてそのすぐ手前に国技館左手には駅がありガードをくぐり回向院へ向かって歩き右折すれば両国橋にでる、右手にいつも気になるどぜう屋を左にもんじゃの謂れを語る軒先に猪の剥製を吊るしたビルを見ながら橋を渡ると、水上警察の監視艇が隅田川の真ん中を波を立てつつ橋の下をくぐり、波のずっと先に新たな船影は漫画家デザインの水上バス、橋上の風は強い、付近のビルは新旧入り交じり骨格以外はリフォームしていて壁の塗料や薬品の匂いに街の変化を知る、大きな交差点に差し掛かり左手に横山問屋街というアーチを見つけ今は呉服と名の付いた店舗には今は洋服が卸向けに同じデザインのドレスがラックに何十着も掛かっていて着物を扱っていた時代はそれで知る以外になく、路上は買い付けの高級車と商品を納入し買い付けされた服を運び出す車両であふれそれは4,500mも続き路地にもそれぞれ店舗が並ぶ、通りの最寄り駅は馬喰横山なのに駅は地下にあり場所はわからない、ほとんどの店は卸売り専門で入口に小売りはしませんと貼り紙してある、問屋街を抜けると右へ曲がり九段下方向へ東神田の町中を歩く、昭和の姿を残す建物をいくつか目にしていると神田祭のポスターと玄関口にある注連縄に神事の空気を感じる、国道4号線に架かる歩道橋を渡るともう秋葉原に入りヨドバシ口の横を歩くと新旧のアンバランスな駅舎の組み合わせと縦にしか広がりのない狭い広場から見上げた先にあるホームへ滑りこんでくる総武線の側面をはっきり見ることの出来る場所で振り返ると奥には真新しい駅ビルの壁面に沿って店舗が並ぶ、ヨドバシ脇を電気街方向へ曲がり、大通りに面したビルの裏側と古い住宅に挟まれたリアカーの一台やっと通れる路地、上野の方向へ向かうと上野松坂屋の裏道にでるちょっと前に銭湯燕湯を見つけ、御徒町をいつの間にか通り過ぎて、目の前には上中のアーチが現れる夕方まだまだアメ横は人の波に賑わいをみせている。
高崎城趾近くのビジネスホテル裏に飲み屋街の道を越え、しばらく何軒か昭和の初めに建てられたような家を左右に見ながら歩くと、高崎神社を交差点の向こうに鳥居の奥にある社を知るだけで見ることは出来ない、直進すると右手には古書店、道は下り坂になり車が二台すれ違うと歩行者は立ち止まらなければいけないくらいの幅になり街並みに幾つか気になる建物を見る、江戸時代に描かれた天井絵のある寺や旧中山道を歩いている事を旧跡案内の看板を見て知る、高崎は戦国時代から越後信濃東北への要所に位置していて江戸期には織物や金物等で栄え、今は古い煙突を目印にした工場跡の醤油屋と、煉瓦塀の文庫に歴史を見ながら高速道路のはるか向こうに高崎観音の姿を丁度真上にある日差しの中で見つつ高崎城趾周りへと足を向け桜の八分咲きをキャッチボールをする親子越しに見る。