ブーメランとなって中国軍の基地を狙う人工台風9号

皆さんこんにちは。今年の人工台風前線は、稀に見る超異様な状況を呈していますが、そこには持田ジークフリート隊の可変式万里の長城の大活躍があります。自由自在に変化するその姿は、誠に頼もしくかつ気象エンターテイメントになっています。

東北に近づくかと思われた10号は、直前でVターンして東へ「逃走」。9号はいきなり常識破りの「南下」でスタートしたかと思えば、まるで釣り針のような形の進路を描いてUターン。台湾の南を上手に通過して、中国本土に向かうブーメラン台風に変身。

画像にあるように、台湾の向かい側には、台湾侵攻をうかがう中国軍の空陸海軍の基地がひしめいており（星印は海軍基地）、中国経済の不動産バブル崩壊から大衆の目を逸らしたい習近平総統（いや首席か）は、綿密な侵攻計画を立案させているはず。

当然、中国南部の軍事基地は非常に大事な役割を担っているわけです。そこを直撃するべく向かう人工台風9号。コンパクトなサイズながら、中心付近の最大瞬間風速は75mという猛烈な勢力に発達しています。

太平洋戦争末期の1944年、アメリカ海軍の太平洋艦隊襲った通称コブラ台風は、風速60mという猛烈な台風で、駆逐艦3隻を沈没させ、他の空母にも損傷を与えて146機の航空機が失われ、790名の将兵が死亡または行方不明という悲惨な結果をもたらしました。

今回の人工台風9号は、中心付近の最大瞬間風速が75mと、コブラ台風に迫る勢力となっています。さすがの中国軍も、人工台風には勝てないでしょう。というか、それ作ったのはMDSP＝中国の気象操作部隊なので、究極の皮肉であります。

一方、人工台風11号は「これって一体何？」というダサ過ぎる形になっております。まったくもって、これで台風を名乗るとは、洋上の何様って感じですね。

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