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いま数名の方の霊視相談を受けていて、これまでの事例を見てもそうですが、みなさん人には言えない
多くの悩みや苦しみを持たれています。そこには、今世の現象だけでは判断できない前世の原因や、
あるいはほかの霊の関わり等、さまざまな要因があり、それを解きほぐしていくのが遠隔霊視の役目です。
ただ、いくつかのご相談ケースで共通して感じられることは、自分が心から愛している人や仕事など、
「愛すること」について、なかなか日常的に意識的になられていない方が多いように見受けられます。
ちょっと抽象的かもしれませんが、何か迷ったりしたとき、疲れてしまったときなど、次を考えるときの
判断基準や問題解決の糸口として「自分は○○を愛しているだろうか?」と問いかけるのは、自分を振り
返ったり、将来を決めるときにとても有効なやり方だと思うのです。
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世の中では、恋人関係でも夫婦関係でも、仕事関係でも、たいていは打算や妥協などがつきものです。
でも、いやいや物事をやる必要はないし、お互いがお互いを悩ませるような関係であれば、あっさりと
別れて(会社なら辞めて)しまったほうが精神衛生上ベストなこともあります。そういう判断をする時に、
「私は○○を愛しているだろうか?」と問いかけてみるんです。愛しているとハッキリ答えられれば、
あなたはその道に進んで正解です。愛しているかどうかもわからない、あるいは自分が何を愛している
のか皆目わからない、というような場合は、焦ってむりやり結論を出すのではなく、時間をかけて愛する
人や仕事について、自分の心に問いかけてみるようにするといいでしょう。
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まあ人によっては「私が一番愛しているのはお金よ!」なんて言う人もいるでしょうけど(笑)それは
それで、愛しているとハッキリ言えるのは良いことです。愛というのは、自然に分け与える性格のもの
ですから、お金を真に愛していれば、またそれを社会に還元するような方向に向かうことでしょう。
あるいは、走ることを心から愛しているマラソンランナーであれば、走ることの素晴らしさをほかの人々
にも教えて、その喜びを分かち合おうとするでしょう。言葉ではちょっとうまく表現できないのですが、
花を愛している人が、いつも水やりをするときに植物に話しかけたりするように、「愛から生まれる行い」
をもっと意識してやりましょう、ということなんです。何かをするときに「愛をこめて」と思うだけでも
いいんです。「この特製カレーに愛を込めて♪」なーんて、料理しながら言うのでもいいですよね(^^)
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お坊さんだったら、「愛を込めて」お経を上げる。いいですね~。学校の先生だったら、「愛を込めて
出席を取る」これもいい。それから、「愛を込めて競馬場に行く」これは馬券が当たるかも!?(笑)
毎日のメールを打つときに愛を込めるのは、これまた素晴らしいことですよね。愛を込めて窓を拭けば、
差し込む日光もさらに美しくなりそうです。つまり、「愛する」という波動を意識して自分から発する
ことで、おそらく、たぶん、いや間違いなく何かプラスになる事がある。マイナスになることは絶対に
あり得ない。なんか今夜は、そんなことを考えました。もちろん自分自身もどんどん意識してやって
みようと思います。