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昨日はとても天気が良かったので、初めて日本三大神宮のひとつと言われる茨城県の鹿島神宮に
行ってきました。JR鹿島神宮駅からちょっと坂を上りますが、すぐ近くにあります。まず感動するのは
大鳥居をくぐったあとに続く巨大な杉並木!(写真) 深い緑と静寂が空気を本当に清らかにしています。
私は黒澤明監督の映画「夢」の第一話「日照り雨」(狐の嫁入り)のワンシーンを思い出しました。
この清々しい感覚は神社ならではのものですよね。境内の森はとても広く、東京ドーム15個分もある
そうです。徳川家康が1605年に建立したと言われる奥宮の先には、「要石(かなめいし)」があり、
これが実は地中深く隠れた巨大な岩の頭で、地震を起こす大ナマズを押さえていると言い伝えられて
います。
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奥宮の分岐路から急な坂を下っていくと、「御手洗池」(みたらしのいけ)という霊泉があり、その横の
茶店では、名物のみたらし団子を売っています(もちろん食べました!)。拝殿をはじめすべて参拝した
あと、おみくじなどを引いていると、どこからか笙の笛の妙なる調べが・・・振り向けば新郎新婦が挙式
のために境内に入場してくるところでした。おお、狐の嫁入りならぬ本当の結婚式!(^0^) 神社で式を
挙げるのも素晴らしいものですね。帰りがけには、参道の下のほうにある有名な蕎麦屋「竹やぶ」で、
特上蕎麦+天ぷらセットをいただきました。ここの蕎麦は絶品です。食べたときの香りと食感が素晴ら
しい。天ぷらもサクサクで、ひさしぶりに良いお蕎麦屋さんに出会えました。お土産は竹やぶの斜め前
にある「丸三老舗」(まるさんろうほ)という和菓子屋さんのかりんとう饅頭、その名も「要石」です。
これまたカリッとした皮と中のまったりとしたゴマあんが絶妙の味わい。帰りの電車では心地良い秋の
田園の風に吹かれて、夫婦でうたた寝しながら帰ったパワースポット巡りの旅でした。
