メールのやりとりが一般化した頃、「実際会って会話する以上のことではない」と言われて、若かった自分は反発していたのを思い出しました。

おはようございます。

先週、東京の有鳥天酒場でさせて頂いたセミナー。「Amazonには逆立ちしても出来ない」という刺激的なテーマだったのですが、思い返してみてそんなことを思い出しました。

コラボさせて頂いた竹内謙礼さんは、そのAmazonに出来ないことの1つに「お客様と会ってお話し出来ること」が挙げられていましたが、あの頃から一周回って会って話すことの価値が高まっているんだなと思いました。

一方で面識のない、まだ人間関係を築けてないのにいきなり会って話そうとする人は大抵不審がられて、価値にはなりません。

このバランスをどう取って行けばいいのか?

この間のセミナーでそこの疑問がするすると解けた感じがしました。

「会って話す」「紙で読んでもらう」「SNSで繋がる」

店舗が取り得るコミュニケーションの方法は大きく分けてこの3つですが、それについて少し整理してみました。

■関係づくりは「会話する」「紙で読んでもらう」「SNSで繋がる」の順番がキモである
これら3つはやみくもにやってもダメで、竹内先生も既存のお客様とは仕事以外の世間話も含めて、まず会話を沢山すること。それが関係のベースとなり、量販店やネット販売にはない価値につながる、と強調されていました。

ただ同じお客様に月に何回も会えませんので、その穴を埋めるには紙のレター、SNS(特に実名のFacebook)を併用する重要性を仰られていました。

「会って話す」「紙で読んでもらう」「SNSで繋がる」



この順番。ただご新規のお客様にはいきなり会話はハードルが高すぎます。

ここから先はセミナーでは話し切れなかった部分ですが、ご新規の場合はこの順番が逆なんだろうな、と。

「SNSで繋がる」「紙で読んでもらう」「会って話す」

SNSやブログで記憶に留めてもらって、紙で読んで頂いたりして、お会いする前に自分のことを知ってもらう。そうやって「会って話す」までの下地を作ることが大切なんだろうな。

そんな風に整理出来ました。

そうやって会って話せた方との会話を仕事だけじゃなく、人となりも知って貰えるように濃いものにして、またニュースレターやSNSで互いの興味を深めて行く。

「会って話すこと」だけを重視するより、そこを起点にご新規から旧知の仲のような関係になるまでを考えて行くと、関わりの作り方が分かりやすくなりそうです。

まだまだその入り口のところで、安売りチラシを渡してしまったり、飛び込み営業して上手く行かず、前に進めていない電器店さんも多いです。

そういうお店さんと一歩でも多く前に進める情報をこれからも届けて行きますね。

まずは明後日の香川から。本日いっぱいは募集しますね。

それでは今日もよい1日を☆

この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa小地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。 2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで270件を越えました♪(プロフィール