「町の電器屋ってどうやって生計立てているの?」
「え?!町の電器屋でも家電品売ってるの?」

でんきやさん達から、お客様から言われてショックだったと言われる言葉の1つです。(2つでした)

そりゃそうですよね。自分たちの存在意義が知られていないなんて。

お店さんによっては怪しからん!と嘆かれる声も上がります。

これ、目線をひっくり返してお客様の立場で見ると、例えば家電業界における家電量販店のシェアが過半数を越えたのはもう20年も前です。

生まれてこの方、家電品は量販店でしか買ったことがない、最近ではネットで買うことが増えた、ということは何の不思議もないんですよね。

■まちのでんきやでも家電品売ってるぞ、と言うよりも
そう言われると「何言ってるんだ。家電品はウチでも扱っているぞ。」と言いたくなるのが人の気持ちというもの。

だけど時代が移り変わっているので、それを声高に言ってもあまり効果がありません。どう変わったかというと、お客様の購入先が爆発的に増えたんですよね。

どちらかと言うと、自店から買った場合のメリットを伝えましょう。

ブログにお客様の商品を修理したことを書くのは良いことですが、例えばそこに「この修理、ウチからご購入いただいた商品は、価格を抑えて(or無償で)対応させて頂いています」と書き添えたり。

購入先が増えているのに、それぞれの買い方のメリットが分からないとしたら、お客様にとっては不幸ですよね。

自店から買って頂くと、どういう良いことがあるのか。

価格が安いばかりが良いは限らない、ということは広く浸透し始めています。だからこそ。



ウチでも商品を売ってるぞ、よりも、お客様の色んな買い方を肯定した上で、ウチで買うメリットを。

家電の様々な購入先が出来た今だからこそ、意識したいものです。

それでは今日も良い1日を☆

この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa小地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。 2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで270件を越えました♪(プロフィール