先日、Yahooニュースに「町の電気屋さん」の文字が出ていました。


地震から1ヶ月。北海道の冬はそれまでに電気が復旧しないと命に関わります。

「最初は明かりがなかったから電灯。物流が回復し始めて冷蔵庫。冷え込みだした最近はストーブだね(上記記事より)」

と一軒一軒のお宅を回り地域のインフラを担う電器店さんの取材記事。コメントも沢山付き、多くが地域店の良さを見直すものでした。記者さんもいい取材して頂いたな、と思います。

今年は災害の多い年でしたので、北海道に限らず、西日本豪雨の被災地、地震・台風21号の大阪、台風24号被害の静岡など、各地でまちのでんきやさんが存在価値を示しています。

でんきやさんとしては「こういう時だけ取り上げないで、普段から注目してよ」と言いたくもなりますが、普段から発信をしているとこういう時により存在が見直される効果があります。

■「普段から注目して」より「普段から発信」
例えば関空の向こう側、岸和田のアトム電器春木店の柿谷さんもお見積りが続く現状を綴っておられます。



大阪府守口市のアトム電器守口東店の竹林さんは資材が調達できず、もどかしい状況を。


門真市のアトム電器門真店のなかやでんかさんも同じくアンテナがなく、遠方の電器店仲間に協力して貰っている現状を。


資材、部材不足については、チェーン本部としても鋭意努力しているところです・・・!

大阪、箕面のアトム電器粟生店、北垣電気工房さんも復旧作業をがんばっておられます。


京都、八幡のアトム電器男山店さんも天候を睨みながら、依頼に応えておられます。


同じく大阪、松原市のアトム電器新町店の中島さんは、こうした時期に増える悪徳業者の警告と引っかからないための知恵を伝えています。


ブログつながりの大阪、日本橋のホクエイ電器さんはこのアクロバチックな現場・・・!実際、ケガされた電器店さんのお話しも聞いていますから、くれぐれもご安全にお願いします。


実は歩いて行ける距離にある羽曳野のふらっとヤマグチさん。

台風直後のブログでは既存客様優先、ご新規様ストップの受付け体制を取らざるを得ないことをお知らせされています。最近は落ち着いて来ましたが弊社直営店も似た状況でした。


台風24号の被害が大きかった静岡では、いつも東京のセミナーに顔を出してくれるクラスでんきの前田さんが、台風後数日たって表面化する塩害のことを書いておられます。


同じく台風24号の被害があった神奈川県、アトム電器寒川店の井出さんも台風直後はすぐにはアンテナ対応出来ないほど、依頼が届いている状況をお知らせしています。


上記の井出さんと仲良しのアトム電器相模原若松店の永尾さんのブログを見ると、電気関係だけでなくベランダの屋根などの応急処置も請負われていることが分かります。


同じく台風被害のアトム電器栃木駅前店の石橋社長。ツイートする間も無いほど、屋根に上がっておられる様子が伝わります。61歳でツイッター、若い!


冬に豪雪被害のあった北陸ではアトム電器加賀小松店の上出さんが、雪害保険適用の情報を伝えられていますよ。


大阪、高槻のアトム電器安岡寺店の能崎さんは、依頼が殺到する場合、お店のルールとして付けている優先順位について書かれています。


これはとても重要な記事です。

こういう災害時など、お困りごとが殺到し易い時は、お断りや待って頂くパターンを事前に知って貰った方が親切だからです。

よくネットで情報発信すると、災害時だけご新規が殺到して困る、と思われがちですが、こういう発信をすることでコントロール可能なんですよ。


「普段からの情報発信」は「いざという時にお問合せして頂くため」でもあるし、「お問合せして良いか、判断してもらう」という役割もあります。

「普段から注目して欲しい」なら「普段から発信する」。

「来過ぎると困る」なら「受け入れ態勢や受入れルールを発信する」。

これが出来ているお店はこの時期も比較的上手く乗り切られていますね。

困った時だけ頼られるのは誰だって嫌です。

普段から良好な関係を築いて行くために、普段からの発信を心がけて行きたいものです。

それでは今日も良い1日を☆

この記事を書いた人:メオマサユキ

meomasa小地域電器店専門の販促・経営アドバイザー。
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。 2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで270件を越えました♪(プロフィール