■ 誰も欲しかった訳じゃないのに、誰もが飛びついたサービス
おはようございます!
アトム電器 本部のメオマサです。
1年前の今頃、メオマサは、同じ部署の人たちと、被災された
東北の加盟店さんの消息確認を毎日血眼になって続けていました。
ちょうど1年前の今日、ボクの社内へのメッセージの書き込み
を繰ってみるとこうあります。
--------------------------------------------------------
From: メオマサ(内線XX)
at Wed Mar 23 14:42:11 2011 (多)(封)
----------------------------
≪被災情報の報告≫
唯一確認の取れていなかった●●店さんとも本日、連絡がつき、
これで、メンバー店全員の生存が確認できました!
========================================================
From: ◎◎◎ (内線YY)
at Wed Mar 23 14:48:03 2011 (RSA)(封)
----------------------------
了解です。
それにしてもアトムパワー恐るべし!!
メンバー店さん全員無事で本当によかったです!><
--------------------------------------------------------
下半分は社内のS子ちゃんが付けてくれたコメントです。
幸い、加盟店さんには直接の人的被害は無く、本部内に安堵の
空気が流れたことは今でも鮮明に覚えています。
そんな消息確認の中で、大変お世話になったのは、グーグルの
「Person finder」サービスでした。
あの時・・・
誰も「サービス」が欲しかった訳じゃありません。
衝撃的な震災映像を見たかった訳でもありません。
ただただ自分と関わり合いのある人の消息が知りたかっただけです。
人は商品・サービスを通して何かがしたいんです。
グーグルはPerson finderを通してボクらの「探したい」にドンピシャで応えてくれた。
自分達がしたいのにイメージ出来なかったことを提示してくれた。
だからボクをはじめ、誰もが飛びつき、利用した。
ボクの伝えたいこと、分かります・・・よね?
このことは、その後2011年4月23日時点でPerson Finderに寄せられた被災者情報が62万件を越えた、という事実が物語っています。
自分達のビジネスを使ってお客様の「~したい」に応えること。
それを率先して考え、発信し続けることこそ、ボクらの使命なのかも知れません。
自分自身に言い聞かせる言葉として1年前を思い返してみました。
4月から新年度です。
被災地の方々にとって、喜びの多い年になりますように。
それでは皆様、良い1日を☆