今日2つめの記事です
2年位前かな?
車と人が衝突する事故を目撃したことがある
仕事帰りにヨガスタジオにヨガをしに行く
予定で、その前にスーパーに水を買いに
行く途中だった
背後で何かと何かがぶつかるような、
ものすごい衝撃音がして、
振り返った瞬間
人が宙に浮いているように見えた
「あっ!事故だ!」とわかって
夢中で向かった
内側は、すごくドキドキしつつ、
今までに味わったことのない
変な興奮があった
私にはめちゃめちゃ刺激の強いシーンで
ある事は間違いなかった
(誰でもそうかもしれないけど)
駆け寄ると、女性が自転車から
放り出されて地面に横たわっているそばで
男性が運転席からこっちに駆け寄ってきた
国道沿いの歩道を
自転車に乗っていた女性が
ドライブスルーに入ろうとして曲がってきた
軽トラックにはねられた事故だった
女性の体は見た感じでは
出血はしていないようだ
意識もあり、
男性に向かって何か言っていた
怒っていたように感じ、
その元気はあるんだなと、少しだけ
ほっとしたけど
いつ何があるかわからない
その女性に向かって、
男性はずっとしゃがんだまま側で
「すみません!すみません!」と
何回も謝っていた
何回も何回も謝っていた
男性は30代~40代くらいだろうか
家族は?子供はいるんだろうか
この軽トラの感じだと仕事で
使っているのかもしれない
この先、この人はどうなってしまうんだろう
そんな事を考えて胸が少し苦しくなった
今の私にできることは女性に
寄り添う事だったので
痛いとこはないか?とか、
もうすぐ救急車が到着します、とか
そんな事しかできないけど
声をかけていた時だった
一瞬、女性が突然目を閉じた
・・・?
「はっ!!!」と男性と私は
お互いに顔を見合わせて硬くなった
考えてたことはきっと同じだったと思う
心が色んな感情で悲鳴をあげていた
ここに今いる自分を責めたりもした
そのままお水を買いに行って、
普通にヨガのクラスでレッスンを
受けていればよかったのに
どうして来てしまったんだろう?
もっとメンタルが強靭なそうな
他の人にまかせておけばよかった
・・・・・
やがて、
私と男性の悲鳴や焦りや祈りのような
声掛けに対して
ゆっくりと目を開けてくれた
少々面倒くさそうだった
いや、
そう見えただけでダルかった
のかもしれないし
本当はどこかに
強い痛みがあったのかもしれない
ただ、
今思い出すとね
私達にずっと覗き込まれていたら
目を閉じていたほうが楽だったと思う
ふぅ~
長くなってしまったけど
そんな出来事を、最近逮捕された
伊藤健太郎さんのニュースを見て
思い出しました
逃げるのはダメだ
よくない
甘さやずるさ、弱さがある
だけど、私の中にもそんなものがある
何よりも伊藤さんは、
背負っているものが大きい
今回の逮捕のニュースは、
きっと日本の大勢の人が知っている
今も車はたくさん走っている
その中で、今回と同じような
シーンになってしまった時
「ヤバい!逃げたい!」という強い感情に
襲われる事があったとしても
弱い自分と戦いながらも
勇気をだして
思い出してほしい
思い出して、駆け寄ってほしい
そんな人が1人でも増えてくれたら、
伊藤さんの行動は決して
あってはならない事だけど
大きいものをしょっている人の
大きな役割として存在するんじゃないかな
そんな風に思いました
shanti☆