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こんばんは。

 

 

4月も後半に入った今日はとてもいいお天気でした。

日差しもあって気分も明るくなりますね。

 

 

コロナ感染の心配からかれこれ1年くらいになり

おうち時間が長くなった方も多いと思います。

 

 

みなさん
おうちにいても楽しめる何かを見つけていますか?

 

 

 

緊急事態宣言が出ておうち時間が長くなったことがきっかけで
パンやお菓子作りを始めたという方も生徒さんの中には
何人かいらっしゃいます。

 

 

最初は本やネットの動画を見て作ってみたり。。。

 

 

自分なりに頑張って作ってみたけれど

焼き上がったパンは今ひとつの出来でガッカリ。

 

 

ふっくら柔らかく美味しいパンが焼けない理由はいくつかの原因があるのですが、

その一つにオーブンの性能が影響していることがあります。

 

 

 

おうちでパンやお菓子を作ると

 

「レシピ通りの温度に予熱して焼いても上手く焼けない」

 

 

とい生徒さんからよくお聞きすることがあります。

 

 

その原因はにもしかしたらオーブンの設定温度と実際の庫内温度に
誤差があるのかもしれません。
 

 

ということで今日は

レシピ通りの温度でパンやお菓子が上手く焼けないのは
オーブンの機能が影響していることがある

 

ということについてお話ししようと思います。

 

 

まず作っているパンやお菓子のレシピは
電気オーブン使用のレシピですか?

 


ガスオーブン使用のレシピですか?

 

 

『ガスオーブン使用』と書いあったりするレシピは

とても親切なレシピですね。

 

 

おうちにあるオーブンはガスか電気か?

電気オーブンはどのメーカー?

同じメーカーでも機種は?

 

 

みなさんがお持ちのオーブンは本当にさまざま。

 

 

パンを美味しく焼くにはオーブンの機能も
かなり影響があるのですね。

 

 


オーブンでパンやお菓子を作るときは
レシピの温度に設定し予熱すると思うのですが

 

 

予熱完了のお知らせ音が鳴っても
設定温度になっていないことがあるのをご存知ですか?

 
 

今まで私はのべ2500人以上の生徒さんと
20年近くパンを焼いてきています。

 

 

 

教室では主にガスオーブンでパンやお菓子を焼いているのですが
一般の家庭ではほとんど電気オーブンを使われていますね。

 

 

(中にはガスオーブン付きのシステムキッチンの方もみえますが
割合的にはとても少ないです)

 

 

私の教室は5年程前まで

 

「ニーダー(捏ね機)で生地を作り、ガスオーブンで焼く」

 

というのを主に教えていた大手スクールの認定教室でした。

 

 

でも、家庭でパンを作るのには

 

捏ね機やホームベーカリーがなくても手捏ねでもパン生地は作れますし、

 

ガスオーブンでなくても電気オーブンでも

 


美味しいパンやお菓子は作れるのです。

 

 

 

 

 

捏ね機がなくても手捏ねでも、

ガスオーブンではなく電気オーブンでも

 

一般家庭の環境で作りやすいパンをお教えしたい

 

 

 

とだんだんと思うようになったのですね

 

 

なので5年程前には思いきって認定教室は辞めて、
もっと家庭の設備でもパン作りがしやすいようにと
独自のレシピでレッスンをするようになりました。

 

 

ですが私はガスオーブンでずっとパンを焼いてきたので
電気オーブンで焼いた場合はどうなるのか?
あまりわかっておリませんでした。

 

 

 

そこで、生徒さんには家庭でのパン作りをきちんとお教えしたかったので
新しくPanasonicの電気オーブンを導入したのです。

 

 

 

こちらが新しく導入した電気オーブン

   

   ↓↓

 

 

 

もともと家にあったのは15年以上前からある電気オーブンで
同じPanasonic。

 

 

かなり前になりますがそのオーブンを使ったときは
予熱に時間がかなりがかかるし、

 


型に入れた食パンを焼けば見た目はいい焼き色でも
型の触れていたところは真っ白で生焼け状態。

 

 

焼き上げた型から出すと、腰折れ(側面が凹む)して
とてもショックを受けた記憶があります。

 

 

古いオーブンは予熱時間も15分はかかりましたから、

 

 

「電気代がどんなけかかるの〜!」

 

 

とびっくりしたものです。

 

 

 

 

 

ですので教室を始めてしばらくしてガスオーブンを設置してからは
予熱時間も短くて焼き色も良いガスオーブンで焼いていました。

 

 

ですが、やはり生徒さんには

 


『お家の環境でも本当に美味しいパンが作れるようになってほしい』

 

 

そう考えていましたので
一般家庭で使われる電気オーブンでの焼き具合も試してみることにしたのです。

 

 

よく聞くのは

 

 

ガスオーブンより電気オーブンの方が焼きが弱い

ということでした。

 

 

確かにガスオーブンでパンを焼くと焼き温度までの予熱も早いですし
とても美味しそうな焼き色になります。

 

 

電気オーブンではガスオーブンと同じ温度で焼くと
少し白っぽく焼き色が薄めに焼き上がりました。

 

 

それだけ電気オーブンの方が火力が弱いということが

予想されたのです。

 

 

そこで電気オーブンの予熱までの時間や庫内温度について

教室にあるPanasonic電気オーブンで検証してみました。

 

 

オーブン庫内の実際の温度を検証してみた結果

 

電気オーブンの場合の予熱について

 

 

私の使っている電気オーブンは室温22℃の場合で


180℃に設定して予熱の完了のお知らせ音が鳴るまでにかかったのは
8分程
でした。

 

 

でも、予熱完了のお知らせ音がなったときは

 

なんと庫内温度が150℃にもなっていない!

 

 

 

 

大体は庫内温度は奥の方が高いと思うのですが

いくら手前の方に方に温度計が置いてあったとしても
設定温度より40℃も低い。
 

 

 

その後予熱を継続したまま5分弱で170℃になり

 ↓↓↓

 

 

 

それ以上は一定で温度は上がりませんでした。

 

 

 

設定温度は180℃でも庫内温度は170℃で一定で
それ以上温度が上がらないのは
オーブンが設定温度に達したという認識なのでしょうか?

 

 

庫内温度計をおく場所によるのかもしれませんけどね。

 

 

教室の電気オーブンは上記の通りでしたが
ご家庭にお持ちのオーブンはメーカーも機種も様々です。

 

 

生徒さんの何人かにお持ちの電気オーブンは

 


「180℃の設定温度になるまでにかかる時間は何分ですか?」

 

 

「レシピ通りの温度で焼いてみて焼き具合はどうでしたか?」

 

 

とリサーチしたところメーカーや機種によって相当な違いがある
ということがわかりましたよ。

 

 

生徒さんはそれぞれご自分のオーブンにあった焼成温度を
見つけていただいています。

 

 

教室のレシピより30℃上げて焼くという方、

 


レシピ通りでちょうどいい焼き具合になるという方、

 


予熱は高めにしてパンを入れて数分してから温度を下げるという方、

 

 

とみなさん工夫しておうちでパンを焼かれています。

 

 

このことから、レシピ通りの温度では必ずしもパンが上手く焼ける
わけではないということがわかりますね。

 

ガスーオーブンの場合の予熱について

 

ではガスオーブンの予熱完了までの時間はどうでしょうか?

 

 

私の使っているリンナイ置き型のガスオーブンは
同じく室温22℃の場合で180℃に設定して
予熱の完了お知らせ音が鳴るまでにかかったのは3分程でした。

 

 

なんとガスオーブンの場合も
予熱完了のお知らせ音がなった時には150℃!

 

 

ガスオーブンも予熱完了アラームがなった時には
庫内温度はまだ設定温度に達していませんでしたね。

 

 

電気オーブンと同様に予熱を継続したままにしていると
その後4分程で170℃になりそれ以上は一定で
温度は上がりませんでした。

 

 

 

電気オーブンもガスオーブンもオーブン庫内温度は

設定温度の180℃までにはならずに170℃で一定になりましたが

 

 

 

これはもしかしたら温度計自体が少しずれているのかも
しれませんね・・・その辺はよくわかりません。

 

 

 

わかったことは電気もガスも
予熱完了のお知らせ音がな鳴ってすぐの時点では
設定温度に庫内温度が達していなかったということでした。

 

 

 

 

レシピの温度ではパンやお菓子が上手く焼けない理由とは〜まとめ

 

レシピ通りの温度でパンが上手くパンが焼けないのは
オーブンの庫内温度が予熱完了時でも設定温度に達していないことが
原因かもしれないということで実際の庫内温度を調べてみました。

 

 

 

180℃に予熱温度を設定した結果

 

 

電気オーブンでは180℃予熱完了お知らせ音がなった時で

庫内温度は140℃、設定温度近くまでにはトータル13分かかり、

 

 

ガスオーブンでは180℃予熱完了お知らせ音がなった時で

庫内温度は150℃、設定温度近くまでになるのには7分かかりました。

 

 

お持ちのオーブンによってかなり違いがありますが
オーブンの庫内温度が予熱完了を指名sても

必ずしも設定温度通りになっていないということがわかりました。

 

 

パンやお菓子が上手い具合に焼けない理由のひとつに
オーブンの庫内温度が思ったより低いことが原因になっている

ことも考えられます。

 

 

焼き色がつかない、生焼けになるという方は

一度庫内温度を計って確認してみるのもいいかもしれませんね。

 

 

ご参考になさってください。

 

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