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東京の街が奏でる

小沢健二 コンサート 二零一二年 三月四月 第三夜に行って来ました。


場所は東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル。



トモフのインストアライブの後、隣駅の初台へ。

京王線って滅多に乗ることないので新鮮で、移動の時からコンサートモードにチェンジ。


会場のオペラシティは初台駅直結。迷わずすぐ行けました♪

さっきまでの新宿界隈の喧騒が嘘のように落ち着いた閑静な雰囲気で不思議な感じがしました。東京ってちょっと動いただけで街の感じが変わるから面白いな。ホント、通り一本くらいの違いでも全然別の雰囲気だったりしますもんね~。


どうせ座席指定だし、早く行ってもしょうがないか~と思って休憩。

適当にロッテリアに入ってお茶だけのつもりが何故かがっつりセットを頼んでしまったwまぁ、お腹空くより良いか。珍しく満腹状態でタケミツホールへ。


途中、飾られた不思議なオブジェ等をチラ見。広いフロアの真ん中に黒い人間の銅像とか。謎w



受付を済ませてロビーに入るとすぐに物販ブースでした。

幼児期ならトラウマレベルなキツネの顔のマネキンがお出迎えw


物販ブースは広い所でグッズ実物が手にとって見られるように展示してあり、とても選びやすかったです。

ボックスセットは迷ったけど、飛行機で持って帰ることを考えると今回はやめました。

Tシャツ2枚を購入。ポップアップショップでもグッズ販売しているせいか、ひふみよの時の長蛇の列とは違い、並ばずすぐ買えました☆


ニヤニヤしながらコンサートホールへ。

中は木造の三階建て。天井までピラミッド型になっていて天窓もある。写真で見たよりさらにキレイで驚きました!


私の席は1階の後方。ちょっとステージからは遠いなぁ~。でもステージに対してど真ん中だし、何より1次抽選でスムーズに取れたんだからラッキーだ☆


ステージ上にはメトロノームが何台もあり、カチカチと動いていました。


ステージの手前に広い間隔で三本のマイク。後方に4本のマイク。

あんまり覚えてないんですが、楽器もギターと太鼓、ベースと電子楽器的なものはすでにステージ上だったかな?

ドラムセットはなく、やはり普通のバンド編成とは違うんだろうな~という感じ。



これからどんなステージが始まるんだろう。。。

ステージを歩くスタッフらしき人が、顔まで黒い布で覆われた黒子スタイルでちょっとニヤッとしましたw基本的にはこういうことにチャチャ入れてしまう人間なのに、どうして小沢くんが好きなんだろう・・・と、自分でも若干不思議です。でも大好きなんですけどね。


あの黒子がもし小沢くんとかだったらどうしようwとか、もしや・・・黒子=ホクロ=ラブリー=小沢w??とか、そんなことをぼんやり考えたりして時間を待ちました。



そしてブザーが鳴って、暗転。


歓声がちょっと落ち着くと、小さなでオルゴールの音が。あ、『LIFE』の「いちょう並木のセレナーデ」だ。

誰かがステージに立っていて、手回しでオルゴールを鳴らしてました。誰だ??


「どうも、東京スカパラダイスオーケストラのNARGOです」の声で一気に盛り上がる会場。


今回のコンサートは12日間、毎回違ったゲストが出演したようなんですが、前回情報を遮断して行ってとても楽しめたので、今回もネタバレ見ないようにしていて正解でした!すごいテンションあがりましたもん♪


NARGOさんによる、小沢くんによるものらしいモノローグ朗読。
「音楽は生きる為にはなくても良い贅沢品です。でも音楽が鳴っている限り、幸せな時を思うことができます。」という感じだったかな?「音楽が鳴っている限り」という言葉が繰り返されたのが印象的でした。


そしてコンサートに関する説明もNARGOさんから。

ステージ背面が大きな影絵のスクリーンになっていて、ウサギ(だったかな?)や鹿の影が出てきて「このマークが出たらお座りください、こっちならお立ち下さい」とかそんな感じw「別にこの通りじゃなくてもかまいません。お好きに楽しんでください」とも。なんだかいちいち丁寧に説明があってちょっと笑ってしまいましたw



そしてまたオルゴールを回して暗転。



暗い中、また誰かがステージに来た様子がわかりました。

ライトが付いて小沢健二本人が一人で立っていました。

白いシャツ青いスカーフ、ジーンズ。なんて爽やかなんだ・・・!


「ガリレオ ガリレイは―」と前置きもなく語り出す小沢くん。


最初のモノローグ『振り子』について。

ガリレオが振り子の原理に気が付いて、そこから振り子時計、メトロノームが生まれた―というような話し。


話しの途中でいきなり「あ!どうも小沢です。ようこそ!東京の街が奏でる、今日は第三夜。」

こういう小沢くんのしゃべり方好きだなぁw「しょっぱなからこんなに話してますけど、曲は後でちゃんとたくさんやるのでご心配なく!」ファンの気持ちを良くご存知でw



また少し語りを続けてメトロノームの振り子を揺らす。

そのままマイクのセットされたセンターのイスに座って、カッティングっぽいギターをかき鳴らし始める小沢くん


「新曲です。『東京の街が奏でる』」

このスタート、シビレました!!小沢くんは今でもこんな疾走感のあるキラキラした曲を作るんだな・・・そう思ったら嬉しくなる素敵な曲でした!絶対音源化して欲しいなぁ~!!

途中からベースのキタローさん、コーラスのめぐみちゃん、ストリングスの4名もステージに登場。



続けて『さよならなんて言えないよ』。

今回のステージ、ストリングスがすごい!!4人しかいないのに会場全部を包んで揺らすにみたいに響き渡ってました。。。そして、気付いたら知らぬ間に泣いてる自分にビックリしました。


2年前のひふみよコンサートの時は「13年ぶりに小沢くんの歌う姿なんて見たら泣いてしまうかも・・・」って思っていたんですが、蓋を開けてみれば、ただただ楽しくてずっとニヤニヤして喜んだという結果でした。

そして今回は、もちろん凄く楽しみにしていましたが、臨む気持ちはニュートラルでまさか泣くなんて思ってもいなかったんですけどね。


単純にメロディのや歌詞の美しさに泣かされたという感じ・・・してやられたり!


そして『ドアをノックするのは誰だ?』

もちろんめぐみちゃん先導でドアノックダンス。あれ、ハタから見たら末恐ろしい光景ですよねw

『いちょう並木のセレナーデ』は今まで聴いたいちょう並木の中で一番切なく胸に来る演奏でした。

何か途中で「フゥ~♪」って言える雰囲気じゃなかったですもんw



「次の曲もみんなと一緒に歌いたいな、と―」と言ったので何かと思ったら・・・

『今夜はブギーバック』。

これ、ラップパートも全部小沢くんが歌いました!おお!!とテンション上がりましたw一人でもオッケーですね、あれ☆

これはEclecticのバージョンって言っていいのかな?歌詞の細かい所はどうしてたかあんまり覚えていないんですが、最後は「あの大きな心」のフレーズを歌っていました。



ここでまたモノローグ。

後ろの影絵で“お座り下さい”の合図。


『小走り』について。

世界中には声に出さないで表現する「体の言葉」があって、小走りは日本人ならではの体の言葉だ、それは何を表すのか―っていうような感じだったかな。


「今日旅をしてきたな~と思うくらいの遠くから来た人いますか~?」と聞いたのは小沢くんだったかな?めぐみちゃんだったかな?その問いに会場ほとんどか!?ってくらいの人が手を挙げましたw

小沢くんも思わず「うわ~w!いやー、今日日曜だから多いかなと思ったけどここまでとは!」とビックリ。


そして曲に戻って『あらし』。

アルバム『Eclectic』を最初に聴いた時、「これは・・・ちょっとわかんないw」って思ったんですが、普通に良いなって思うようになったのは大人になったってことなのかなと思います。で、生で聴くと更に曲の良さがわかりますよね。やっぱりライブって大事だな~。


前回のひふみよでも披露された『いちごが染まる』も良かったですね~。

「いちごが染まるとあなたは喜ぶ わざわざ見にくる」 

本当にこの人の歌詞、すごい好きだな。。。とあらためて思いました。赤い照明が素敵だったなぁ。


公式HPでも予告(?)のあった『それはちょっと』。

大好きな曲なので楽しみにしていました!個人的なイメージではちょっと間の抜けた雰囲気の中にチラつく切なさがたまらない感じだったんですが。今回はストリングスを効かせてドラマチックな胸に迫る素敵なアレンジになっていました。こういうのも良いなぁ~。



ここで一旦、全員ステージ袖へ退場だったかな?


戻ってきた小沢くんは白いTシャツに赤いスカーフ。なんて爽やかなんだ!再び。



次のモノローグは『Believe・信じる』ということについて。

どうして日本では「信者」という言葉が悪いイメージなんだろう。何かを強く信じることは悪いことではないはずなのに―というような話しだったかな。

話しの途中で何回も「もし、僕が社会を支配しようと考えるなら・・・」という感じのことを繰り返し言っていたのが意味深でした。


「誰も“恋愛気持ち悪い”とは言わないのはなんでだろう。同じことなのに・・・」と言って、再びギターを抱えて座る小沢くん。


『天使たちのシーン』。

ひふみよの時よりも歌い方がマイルドになった印象でした。それでも歌いまわしとかCDとはだいぶ違っていたけど。どうしてもCDの歌い方が一番好きなんですが、歌詞はやっぱり最高だな・・・



「次の曲は“どこ行こう、どこいこう、今”というフレーズを覚えてください」と言った瞬間固まってしまった

『おやすみなさい、子猫ちゃん!』!!

これやるって予告あったっけ?やると思っていなかったんで凄くうれしかったです。この曲、初めて聴いた時は「なんか冴えない曲だなw」と思ったんですが、すぐにヘビロテになって、個人的には『LIFE』の中のハイライト的な位置付けの曲なんですよね。曲が始まるとともに一気に頭の中に空想の景色が広がる感じ。

歌詞は冒頭MCであったように、サビの英詞を和訳でお客さんもコーラス。



そして!畳み掛けるようにまさかの選曲『夜と日時計』。

本当にきれいな曲。。。かなり意外で嬉しかった。小沢くんの歌詞、メロディがすばらしいのはもちろんだけど、この世界観を創るにはこの人の声もなきゃやっぱりダメなんだな・・・そんなことを感じる1曲でした。歌い方めちゃくちゃ切ない。最高。

「これはライブでやるの初めてかもね」と言っていました。



次のモノローグは大人の世界の話。

小沢くんが昔実家で飼われていたダルマインコ?のモノマネをしてましたw「ケンチ゛ャン、○○チ゛ャン(お兄さんかな?)シュクダイヤッダ?」みたいな。

「大人は子供が思ってもみないような多くのことを知ってる。良いこともつらいことも。というようなお話。


「そして忙しい毎日の中、たまにこんな素敵な場所で集まれる大人になったことを祝いたいと思います。」

そして『東京恋愛選科』。

歌詞は「行きましょなんつってオペラシティ♪」に。


曲が途切れる事無く、そのまま『ぼくらが旅に出る理由』へ。

この繋ぎ方すごく良くてテンション上がりました!これもストリングスがとてもキレイだった・・・



どんどん客席のボルテージも上がって『強い気持ち・強い愛』。

この楽しい、切ない空気の中でまたも泣きそうになりました。ああ、本当に来て良かった!

客席がいきなりバッと明るくなった時はちょっと気恥ずかしかったですがw


ひとしきり盛り上がってからの『春にして君を想う』。

ああ、そうだ、春なんだなぁ~と妙にハッとしてしまいました。



モノローグ。

いきなりインド映画の話。

インド映画を私は人生で一度も観たことないんですが、小沢くんによると「輪廻オチ」というベタな展開があるらしく小沢くんはその展開を待ち望んでいるらしいですw輪廻オチの話しをする小沢くんは嬉しそうにはしゃいで小芝居をしてて、ちょっとトモフみたいで可愛らしかったです☆


ひふみよの時、曲の合間に語る小沢くんの話しはまさに「朗読」といった感じで創り込まれたもので、それ以外の言葉は本当に最小限といった印象でしたが、今回の話しはもちろん前回同様創り込まれたものをベースにはしているものの、前回ほど硬いものではなく、全体を通してその時ふっと出たようなコメントも数多くしていてとても自然で嬉しかったです。



小沢くんがギターを持って曲を創るとき、自然に自分の中から出てくる音楽がある、というお話をして、その中のテンポ130の曲を「130グルーヴ」と呼んでいるそうです。


「ちょっとやってみます。今からやる曲がテンポ130ですよ」と説明してから
『暗闇から手を伸ばせ』

たとえまだ君が臆病なまんまで 少し戸惑うとしても、暗闇から手を伸ばせ。

この人はとんでもなく天邪鬼でヒネクレ者であり、信じられないほど真っ直ぐな人でもある。本当に不思議な人だなぁ~と思います。 


曲のラストに『カウボーイ疾走』の歌詞をいきなり混ぜたので「あれ?今何の曲やってるんだっけ?」とプチパニックになりましたwカウボーイ―もフルで聴きたかったなぁ♪



『愛し愛されて生きるのさ』では、それまで影絵や水の流れるような風景っぽい映像だったの後ろのスクリーンが急に実写映像に。愛し愛されて―のPVに当時の映像を織り交ぜたビデオでした。

途中、そしてラストにもスカパラの青木さんが照れたような笑顔で映っていました。



『ラブリー』

前回歌詞が変わっていた「LIFE IS COMIN' BACK」の部分が英詞そのままで歌われて嬉しかったです!この歌詞大好きなので♪

「CAN'T YOU SEE THE WAY?IT'S A」は、ひふみよ仕様で「完璧な絵に似た」になっていました☆





「ブチ切れたいと思います」と笑顔で言ってから演奏したのは

『ある光』

曲が始まった途端、会場大歓喜☆ライブでこの曲をって待ち望んだ声多かったからなぁ!初めてちゃんとライブで聴けた~♪

最初の宣言通り、演奏も歌も熱がこもっていましたよ!!



そしてライブの1曲目の時のようにシンプルに「新曲です。『神秘的』」とタイトルコールして演奏開始。

「神秘的 それは台所の音のよう」っていう歌詞が印象的でした。



それから、一度みんなステージからいなくなったようなきがするんですが・・・あれ~?そのまま居たんだっけなぁ?とにかく、「ここからアンコールだ」って思った記憶が。


NARGOさんとセッションした『ドアをノックするのは誰だ?』

「せっかく来たんだから何かやろうってことになった!」と言ってたので当初の予定ではなかったのかな?

このドアノックは、この日の一回目とは違って優しい雰囲気でこれまた良かったです!

ドアノックダンスやるような空気じゃなかったのでみんな静かに聴き入ってましたよ☆


NARGOさんがステージバックの影絵が、録画じゃなくて手動であることを教えてくれました!すごい・・・あんまりキレイで感心してたけど、さすがに今の時代VTRだろうな~と思っていたのに!NARGO曰く「裏を見てたら涙が出てくる」頑張りだったらしいです。



ラストの曲は『東京の街が奏でる』

今度は小沢くん一人で弾き語り。オープニングで聴いた時と同じ曲じゃないみたいな温かい印象でした。



ステージからメンバーが去った後もアンコールの手拍子は鳴りやまずにいるとひょっこり小沢くん登場♪

もう来ないだろうと思いながら居座っていたので嬉しいサプライズでした!


裏でBOSEから「あの人たち今日帰らないって決めたみたいだよwこのままじゃ収まんないよw」って言われて出てきたらしいですwナイスBOSE♪


そういやこの時だったか、本編だったかの時、お客さんの帰りの時間を気にする小沢くんに「帰りも何も、みんな遠くから来てるんだからもとから帰れないんじゃないのw?」みたいな突っ込みをしてて可笑しかったですw


「遠くから来てるって聞いたから・・・頑張っちゃった♪」とはにかむ小沢くん・・・可愛かった☆

丁寧にお辞儀をして最後を締めてくれました!





小沢くんといえば、ライブ時間が長いというイメージだけど、今回も19時スタートで終わってから時計見たら22時半でした!


あぁ~やはり良かった!っていうか完全に期待以上のステージだった!!


これだからこの人から目が離せないんだよな~。。。




セトリ


モノローグ:振り子


・東京の街が奏でる(新曲)
・さよならなんて云えないよ
・ドアをノックするのは誰だ?
・いちょう並木のセレナーデ
・今夜はブギーバック


モノローグ:小走り


・あらし
・いちごが染まる
・それはちょっと

モノローグ:Believe

・天使たちのシーン
・おやすみなさい、仔猫ちゃん!
・夜と日時計

モノローグ:大人の世界(インコ)

・東京恋愛専科
・ぼくらが旅に出る理由
・強い気持ち・強い愛
・春にして君を想う

モノローグ:インド映画・130グルーヴ

・暗闇から手を伸ばせ
・愛し愛されて生きるのさ
・ラブリー
・ある光
・神秘的(新曲)


En)
・ドアをノックするのは誰だ?
・東京の街が奏でる(弾き語り)



サポート・ミュージシャン


・真城めぐみ(コーラス・太鼓)

・中村キタロー(ベース)

・奥村愛(ヴァイオリン)

・山名玲奈(ヴァイオリン)

・南かおり(ヴィオラ)

・清水詩織(チェロ)


ストリングス・アレンジ


 服部隆之