この「つつもたせ事件」は、信長の近習が書いた『信長公記』に記載されています。
そこには、ハッキリと「つつもたせを仕り」と書かれていますから、戦国時代、すでに美人局という詐欺が犯罪として成立し、かつ、その用語が使われていたこともわかります。
そして、八という男は、事件の舞台である東善寺近くの蜂谷郷(滋賀県栗東市)ゆかりの者。
この“蜂谷の八”が野武士のボスで、近くの寺の坊主に目をつけ、美人局でひと稼ぎしようと企んだのでしょう。
野武士たちは女のかどわかしもしていたといいますから、この美人局で東善寺にふらっと現れた一味の女も、もしかすると、彼らのかどわかしに遭い、八のオンナになっていたのかもしれません。
このほか、野武士たちは山野の草木を取り、薬として生活費を稼いでいたといいますが、薬は薬でも、”毒薬”のほうでした。
(つづく)
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