『イザボ―』望海風斗にひれ伏す<936> | ⭐️あと1000回の宝塚観劇を

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ミュージカル『イザボー』

大阪公演を初観劇してきましたニコニコ
 
 
まぁ、すごいびっくりびっくりびっくり
 
 
 
望海風斗の圧巻の歌声
 
 
望海風斗の圧倒的な存在感にひれ伏しましたね。
 
 
 
雪組トップ時代から、歌うま筆頭格のスターで
 
『ドン・ジュアン』も『ファントム』も『壬生義士伝』も『fff』も
 
大好きで、惚れ惚れとして観て聴いていました。
 
 
が、が、が
 
 
『イザボ―』の望海風斗の歌は
 
低音から高温まで、
 
力強く、激しく、優しく・・
 
まぁ、リミッターとりはずしました感がありました。
 
 
 
 
夫シャルル6世役の上原理生さん、
 
息子シャルル7世役の甲斐翔真さん、
 
恋人オルレアン公役の上川一哉
 
ブルゴーニュ公役の石井一孝
 
ミュージカル界の綺羅星のような面々の男どもに囲まれながら
 
 
 

 

なお燦然と輝く望海風斗の存在感に圧倒されましたキラキラキラキラキラキラ

 

 
 
 
 
小鳥のような少女の声から
 
気が狂った夫への絶望の声
 
策略をめぐらし男を誘う声
 
子どもを守りたいと語る声
 
自分は幸せかと振り返る声
 
この世のすべては自分のものと享楽にふける声
 
 
そして、そして
 
すべてを失っても、なお、力強く、頂に立ち、
 
自分は自分・・と啖呵をきるイザボ―の声
 
すべてが、ブラボー拍手拍手拍手拍手
 
 
 
 
日本から海外に輸出できるミュージカルを!と掲げて
 
創られただけのことはある作品・・と納得できます気づき
 
 
 
また、ヨランダ・ダラゴン役の那須凛さん
 
ストーリーテラーを一身に引き受けて
 
語る語るその発声と滑舌の良さに刮目目目目
 
 
 
宝塚ファンあるあるで、
 
フランス革命にはそれなりに詳しいのですが
 
それより前の14世紀が舞台・・となると知識がとぼしく
 
登場する人物も相関関係もあやしいのですが
 
ヨランダ・ダラゴン役の那須凛さんの
 
セリフまわしのよさで、明瞭に状況が頭に入ってきます乙女のトキメキ乙女のトキメキ
 
 

那須凛さんは初ミュージカルと聞いて

 

「うそっ!」と思わず口に出てしまいました

 

素晴らしい役者さんだわ。

 

 

 

大満足の舞台なのですが、難を言えば、2つ
 
 
1つは、イザボ―がなぜ売国妃といわれるまでに
 
堕ちていったかの動機づけが弱いとうことでしょうか。
 
 
 
幸せであるため」というふんわりとした理由を
 
少女のころの自分に語らせていますが
 
それが理由というのは弱いのではないかしら。
 
子どものため・・でも弱いですね。
 
自分の子どもに人質的な婚姻を結ばせたりしているし。
 
 
売国妃とよばれるまでの行動をとるまでに至る
 
ヒリヒリするような動機飢餓感が描かれると
 
もっともっと説得力がでるのになぁ。
 
史実もので、このあたりを明確に示すのは難しいのかもしれませんが。
 
 
 
そして、もう1つはジャンヌ・ダルクの扱い。
 
歴史的に「女(イザボ―)によって戦争が始められ、
 
少女(ジャンヌ・ダルク)によって救われた」
 
という対比で二人は語られているようなので、
 
必要なファクターはあるのでしょうが
 
イザボ―のストーリーの中に
 
ジャンヌ・ダルクの登場がうまく嵌め込めていなかった感があります
 
イザボ―というストーリーに取って付けたような唐突感ありです。
 
 
MOJOプロジェクトで、
 
次にジャンヌ・ダルクを演るのかなぁ・・・?などと邪推しました口笛口笛
 
 
 
 
ですが、ですが
 
このジャンヌダルク役の大森未来衣が実によかった乙女のトキメキ乙女のトキメキ
 
歌も芝居も・・・とんでもなくうまい子が出てきましたよオーナメント
 
楽しみです。
 
 
 
 
 

いい舞台をみせてもらった

 

 
 
というのがストレートな感想です。
 
オリジナル作品で、
 
センターで圧倒的な存在感を示す望海風斗
 
喝采と同時に
 
宝塚のスターが、
 
こんなにさらに飛躍する姿に胸が熱くなりました赤薔薇赤薔薇赤薔薇赤薔薇