昨日の夜のこと。

早めに就寝し、すやすやと眠っていたところ、

ガチャ

と部屋のドアが開く音が聞こえて、誰かが部屋の中に入って来る気配がしたんです。

私は、普通のワンルームマンションに住んでいるのですが、そういえば鍵を掛け忘れてたなと思ったんです。思ったんですが、身体が動かない。ああ、面倒臭いなぁとそのまま無視して寝ようとした瞬間、布団を剥がされ、部屋の電気が点き、

名古屋から帰って来たぞ

と聞き慣れた声が聞こえたと思ったら、どさどさと身体の上に何かものを放り投げられ、

お土産や

と言って立ち去って行きました。
見ると、ういろ巻き、小倉トーストラングドシャ、かりんと饅頭、そして何故か赤福。
無用心やなと思いつつ、かりんと饅頭をひとつ食べて再び眠りにつきました。
また、鍵も掛けずに。


どうでも良くなんてないんだ

大好きなひとを大切に思う気持ちは
大切に伝えなきゃいけない

逃げちゃいけないんだ

夢の中で私は家に居て、母と弟と3人でした。
そこに突然、居なくなった父が訪ねて来たのです。驚きながらも私達は直ぐに家族として接することが出来、家族が元に戻ったように皆が笑顔でした。ところが暫くすると、父は腕時計に目をやり、悲しそうな表情を浮かべ「もう、行かないと。」と言いました。ああ、やっぱり私達は離ればなれになったままなのかと、途方に暮れ、玄関先で父を見送りました。「じゃあな。」と言って歩いて帰って行く父の背中はとても小さく、今にも消えて失くなりそうで。僕はその瞬間、行かないでと叫び出したくて、でも声が出なくて、ただただ見送ることしか出来ませんでした。

そうして、私は泣きながら目を覚ましました。

ああ、やっぱり悲しかったんだな。そういえば、涙の一つも流したことなんてなかった。


私は、両親の離婚で確かに傷付きながら、その事に蓋をして生きてきたのでした。私はこの時に、初めて泣くことを赦されたのです。それから一時間以上、私は泣き続けました。

両親の離婚から10年以上経ち、兄と妹は結婚し、弟も来年には高校三年生になります。僕はといえば、相変わらずふらふらと気ままに暮らしています。
もう、実家には母と弟の二人だけになってしまいました。もうじき弟も家を離れるでしょう。確かに家族は離ればなれになりましたが、皆、前を進んでいるのですね。

前を向いて歩くのは簡単なのに、後ろ向きに歩くのって難しいですよね。人間は前に進む為に出来てるんだと思います。



特に何か伝えたかった訳ではないけれど、ざっくばらんに私の今までを綴ってみました。
これからも、もりもり食べて生きていこうと思います。