観てきた、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』 | Joon's blog

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『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』を観てきました。

同時上映の『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』同様、今年はタイトルに”劇場版”というワードは使わないんですね。

 

全スーパー戦隊のロボが力を合わせて滅ぼした厄災クラディス。その生き残りであるペスティスと戦うテガソードは、クラディスにも劣らない強さの前に倒されてしまう。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーは、ブライダンの女王テガジューンの導きによりテガソード内に侵入。テガソード復活の鍵となるコア指輪を取り戻すため、ペスティスとの対決に勝利し続けていたが……といったお話。

要約すると、ゴジュウジャーが死んだテガソードを蘇らせようとする話です。

 

ここ数年のスーパー戦隊の映画にははロボ戦がないのが嬉しくもあったんですが、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』における巨大ロボ=テガソードはお話の上で大きなポジションにあるキャラなので、残念ながらこれをスルーする事はできなかったようです。

言い方を変えれば、それだけテレビ版本編と密接した内容である証でもあるんですがね。

『~ゴジュウジャー』のロボ戦は、素顔の状態でロボに登場するのが新鮮で、このくらいやってくれてようやく退屈を凌げるなと(笑)。個人的にロボ戦を許容できる『特命戦隊ゴーバスターズ』でも、ノーヘルでコクピットに座っている画はクールでしたからね。

セットも目を見張るものがあり、テガソードが敗れる廃墟はかなりいい出来で必見です。まるで聖域[サンクチュアリ]にある十二宮のようじゃないですか!

 

じゃ、ロボ戦がなかったらどうなっていただろうと思えば、ノーワンとのナントカ対決、別名しょーもないコントばかりになってたんだろうね。地獄すぎるだろ。

ただでさえ本編を致命的につまらなくしている要素なのに、劇場版にもこれがあるんだからカンベンしてよ。

 

全人類よ、戦隊になれ。

――そんな本作の惹句(=キャッチコピー)はフカシではなく、クライマックスにも繋がる言葉です。

一見、痛快で熱くなれるシーンですが、長年ファンをやってる人は観点が少し違ってね、演者と特定のスパ戦の結び付きを連想してニヤリとする人も少なくないのでは? 長きに渡って見続けている人の小さな楽しみというか。

手っ取り早い例えとして、管理人=飯島佐織ならタイムレッドとかね。

こういうのはいちいち解説するとダサくなるので、当ブログでは割愛します。まぁ、聞いてもいないのに解説したがる人はいーっぱいいますから、気になる人はそちらで…。

 

夏映画と言えば、そこそこ以上に名が通っている人のゲスト出演は欠かせません。

個人的にお笑い芸人枠はまぁ許せるけど、ユーチューバー枠なんて世の中的にそんなにニーズがあるのかね?と。

そんな、人種として大嫌いなユーチューバー以上に超越してウンザリするのはナカショーですよ…。

こないだのNHKのスパ戦総選挙が布石だったんでしょうか? キャスティングした奴はリストラしてしまえ!

 

それにしても……『~ゴジュウジャー』という作品はスパ戦50周年のアニバーサリー作品として展開されています。

それ故、これはもしや…?という妄想もしましたが、やっぱり&もちろん今年もライダー映画の前座でした…。

せっかくのアニバーサリーの年くらい立場を逆転させてやれよ!と言いたいけど、少なくともテレビ版本編に関しては『~ガヴ』の方が遥かに面白いので…。

 

相変わらず劇場プログラムの情報量は濃厚です。値段も800円と、今年も据え置き価格なのがありがたい!