『歌う若大将』を観ました。
日劇で行われた、加山雄三の初のワンマンショー。
若大将シリーズで使われた楽曲を中心に、シリーズの名場面や加山のプライベート映像を交えた作品。
シリーズ第8作目とされていますが、映画というより加山雄三さんのライブ映像を編集したものです。
当時は加山雄三=若大将(田沼雄一)と同一視される風潮が強かったんでしょうね。まぁ、番外編というか余興みたいなものですよ(笑)。
本作をシリーズに含めていいのか問題とか噴出しそうなところですが、これまでの作品=『アルプスの若大将』までに使われた楽曲に限定して披露しているんだから、まぁシリーズの一つとしてカウントしてもいいんでしょう。当時の加山さんも映画以外の楽曲を発表していた事でしょうしね。
そもそも、若大将ファンにはそんなせせこましい奴はいないんだぜ!
ワンマンショーの模様を見せるという事で、女性客の声援が多いのなんの。
「加山さ~ん!」だの「こっち向いて~!」だの、こういう文化は令和の今どころか、いつまでも続くんでしょうね。
そんな黄色い声援に照れて頭をポリポリする加山さんに、さらに声援が送られるあたりはチトわざとらしい感じがしてしまうのは、擦れた現代人の感覚なんでしょうか(笑)?
にしても、ギターやウクレレを弾き語りする加山さんはやっぱりカッコイイんだよね。歌もいいから、なおさらそう感じるんですよ。
もう20年若いうちにこの魅力に気付いていれば、ギターでも勉強する気にもなったんだけどね~…。
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あら、DVD版はないみたい。
他の若大将シリーズはあるのに……加山さんのライブビデオ感覚で買う人が多いのかな?