本体は完成したんだけど、そこに満足して燃え尽き症候群に陥り、武装関連は未だに放置なままの『HG M9Dファルケ』。
殊に武装類は形状が複雑なので合わせ目消しが大変、かつKPS材なので厄介なんだよね。毛羽立ちの嵐でイヤんなるのよ。
KPSを使うのは関節部だけにしてくれ!
そうこう言いながら、塗装前の工作も剣=クリムゾンエッジを収める鞘の合わせ目を消して、よ~やく終了。
バンダイお家芸の面取りをなくすためエッジを立たせたんですが、これが今回の本題。
面取りをなくしてエッジを立たせるにはプラ板を貼ってゴリゴリ削るのが一般的ですが、範囲や面積が小さい時はパウダーに接着剤を混ぜてパテのように盛る方が能率的です。
そこでよく使われるのがタミヤの『イージーサンディング』や高圧ガス工業の『シアノン(DW)』。
プラモ製作系のブログ等を読むと、『イージーサンディング』の使い勝手が良いと絶賛されているんですが……個人的にはどうもイマイチでね。
相変わらず、他の人々が容易くできる事ができないのが当ブログの特色です(笑)。
一般的な瞬間接着剤よりは硬くならず、切削しやすいのは体感したんですが、そこに行き着くまでが難しくて。
パウダーを混ぜてパテっぽくするんですが、パウダーの分量次第で硬化時間が変わります(多く入れるほど早い)。
この硬化時間がスゲー早く感じるんですよ。
パウダーを少しづつ混ぜてもなかなか固まらないので、チビチビと量を増やしてみると今度はすぐ硬化してしまい、受け皿に出した分が一瞬でパーになるというね(笑)。
まぁまぁトロみはあるけど、合わせ目にまたがるモールドに流れてしまうくらいの粘度で、ジェルタイプと呼ぶには至らないくらい。
あと、パウダーを混ぜず単体で合わせ目消し用に使うと、けっこうヒケますね。
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これに対し『シアノン』の方は、ちょっと多めにパウダーを混ぜてもそこまで早く硬化はしないので、作業時間にゆとりを持てます。
元々、強度はさておき“瞬間接着剤”とは呼べないくらいに、ちっとも固まらないので硬化剤スプレーは必須ですがね。指にはすぐくっつくのに…。
パテ代わりに使える瞬着として有名なのは、ウェーブの『黒い瞬間接着剤(高粘度タイプ)』ですが、色が浮き上がってくる事があるので使わなくなりました。粘度も高いしパウダーを併用しなくて済むし、黒でなく白だったら最強なんだけどなぁ。
…って事で、流通量や入手性を考えると『イージーサンディング』を贔屓にしたいところ。
もう少し、慣れるまで使い込めるかなぁ…。