整形後、付着した粉塵や皮脂を取り除くためにパーツを洗浄するのは塗装前の通過儀礼です。
流し場で1個1個、チマチマと歯ブラシでこすって洗ってますが、極小パーツになると指でつまめなくて実に大変。
その上、水や洗剤のために摩擦力が激減し、ツルッと滑り落ちる事もしばしば。
幸い俺ッチは未経験ですが、そのままブラックホール(別名、排水口)に吸い込まれてしまった方も少なくないようです。
そんな労苦にモチベーションを奪われるのは嫌なので、いよいよ超音波洗浄機を導入しました。
思いの外、箱の小ささに拍子抜けしました(笑)。しかも軽い。
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アルゴファイルというメーカーの製品は初めて買ってみましたが、どうやらホビー系工作ツールも多く発売しているようで、本品もプラモのパーツ洗浄に使用する事を売り文句にしているようです。
…の割に、外箱には
“ホビー用”という文言はひと言も載ってないという…。
プラモ界隈では、パーツ洗浄後の乾燥に使うなら山善の食洗器が有名ですが、
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元々は食器を乾かすためのものを、プラモのパーツを乾かすために転用するというように、本来の目的とは違う使い方をするツールって多々あると思うんですよ。
この『ソニックウォッシャーUT』も、メガネや入れ歯に使えるのは当然ながら、ホビー用=プラモのパーツ洗浄も可能という文言をもっと前面に押し出せば、けっこう売れるんじゃないかな?
“超音波洗浄機っていっぱいあるけど、プラモ界隈でよく名前が挙がってるからコレにしとこう”と言われるようになるチャンスでもあるんじゃないかと。
“アルゴファイルで洗って山善で乾かす”みたいな風潮が、いつか生まれるかな?
できればタンク分離型が良かったけど、俺ッチが本品を選んだのはメーカーとしてホビー向けを謳っている事も後押ししていますが、容量が大きめ(750ml)っていうのと、デガッシング=脱ガス機能というよく分かんないけど良さげに聞こえる機能(笑)が備わっている点です。
本体は割とコンパクトで、意外と軽い(1kg未満)。
大きさとしては、
1/144スケールのロボットと比較するとこのくらい。
タンクが小さそうに見えますが、実際に使う時はまだ組み上がっていないバラバラの状態ですから余裕で事足ります。
1/32スケールの車のボディはギリギリ入りませんでした。
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1/32という小さめのスケールで入らないから、一般的な1/24スケールのカーモデルは確実にムリですね。
まぁ、個人的に超音波洗浄機は小さいパーツを楽に&紛失しないように洗浄できる事に意義があると思っています。タンクに収まらないくらいのデカいパーツなら自分で洗えばいいですしね。
――と、外観のレビューはこの辺にして、まずは試運転としてメガネを洗浄してみましたが、多くで言われている通り、スッゲー汚れが落ちますね。フレームとレンズの隙間もかなりキレイになりました。
って事で、肝心のプラモ洗浄はまた後日に報告します。
現在、塗装直前まで進めているキットがないので、しばしお待ちを…。
そして、実使用編に続く…。