「美月とねるが出るなら観ようかな?」くらいのテンションで観始めた、NHKの連続テレビ小説『舞いあがれ!』。
▲“舞い上がれ!”じゃなくて“舞いあがれ!”ですよ
どんな動機もどこへやら、今やしっかりとハマッて観てますよ。
まぁお話に関しては数多のサイトで紹介、もしくは感想が綴られているので、当ブログではその辺はスルーです。
似たような思いがある人がどれほどいるか分かりませんが、俺ッチ的に感じる事として、実は本作ってロボットアニメが好きな人にとってハードルが低い作品だと思うんですよ。
本作は主人公の舞が飛行機のパイロットを目指す話で、現在は航空学校で飛行訓練中ですが、操縦=コクピットでメカと接する描写がロボットアニメのそれに近しいんですよ。
発進前の機体状況チェック(=プロシージャー)や、飛行中の声出しチェックや管制官とのやり取り等、難しい横文字や専門用語がポンポン出てきて、これらをわざわざ声に出してチェック→アクションを起こすあたり、昭和ロボットアニメでパイロットが必殺技を叫ぶみたいじゃないですか(笑)。
おそらく見ている人の9割はポカーンとするんでしょうが、こういう描写を割愛するどころか、むしろこれでもかと多めに見せるのがいいんです。
ロボットアニメ好きというよりも、男の子ならこういうの好きじゃない?
しかもパイロットは女子というのも、アニメバカが大喜びしそうなシチュエーションじゃないですか(笑)。
舞を演じる福原遥さんはアニメから抜け出たようなルックス……とかトンマな事は言わないけど、何より“作って食べて戦う”アニメ作品でレギュラーをきっちり1年間こなしましたからね。ああいう連中は実写は大嫌いとは言え、この実績もハードルを下げる要素の一つじゃないかと。
おそらく本作もちょっとした番外編が作られるんでしょうが、ちょっとムダな贅沢ができるのであれば、もちろんキャストはそのままに、意表を付いてアニメ版とかも面白いかもしれませんね。←ないない
ここまで読んで興味を持った人は、今やってる航空学校編はチラ見程度にも見てみてもいいかもしれません。早くしないと卒業しちゃうしね。
しかしまぁ、現行放送中のドラマだからネットニュースに挙がるのも当然なんだけど、記事の見出しでネタバラシをされてしまうのは困ったものですね。せめて翌日まで我慢できねーのかよと。
楽して閲覧数を稼ぎたいヘボライター(not記者)も、もう少し空気を読めないものかねぇ。
スーパー余談ながら、『Gのレコンギスタ』で“ベルリ生徒”という呼び方に違和を感じたものですが、本作を観ると“岩倉学生”だの“柏木学生”だのと呼んでいますからね。
富野作品は視野を広げてくれるなぁ…。
――と、ここで今後の展開に関して、ちょっとだけネタバレしちゃおうかな。
同チームとして切磋琢磨し、昵懇の仲となった舞と倫子。優秀な成績を収め、卒業を間近に控えた2人は夜の街で祝杯を挙げる。
酔った挙句に寝てしまった舞が目を覚ますと、謎の男が舞の身柄を拘束しようとしていた。酔っていて気付かなかったが、倫子が差し出した外泊届にサインをしたつもりが、実は反政府ゲリラと戦う中東の某国の傭兵としての雇用契約書だったのだ。
舞が日本に戻るには、3年の契約期間を過ごすか150万ドルの違約金を支払うしかない。自分を裏切った倫子への怨念を胸に、今日も舞は照準内の敵を撃つ……ここは地獄の激戦区…。
…念のために言っておきますが、これを大マジに捉えて安易に吹聴するとバカだと思われるので要注意ですよ。
とは言え、これはこれで見たいなぁ……新谷かおるさん、許可してくんないかなぁ…。←ないない