さりげに毎年恒例の、俺ッチ限定年越し独りシネマ。
俺ッチのレコーダーは録画中にBlu-rayが見れないので、DVDからのチョイス。
栄えある2016年の締めとして観るのは、何故か『女必殺拳』。
李紅竜は、日本の麻薬組織の調査に向かった兄を探すため、香港を発つ。
紅竜は、組織の差し向ける武道家を次々に蹴散らしながら組織の陰謀、そして兄に近付いて行くが……と言った内容。
本作は志穂美悦子さんの畳み掛けるアクションが一番の見どころで、正直、ストーリーは二の次です(笑)。
そして志穂美悦子さんと言えば、日本映画におけるアクション女優であり、もはやレジェンド級。
得てして、この手のアクション女優に対し天は二物を与えないものですが、どう低く見積もっても確実に水準なルックス。
そんな志穂美さんが、未だにその名が通っているだけでなく、日本映画史上の唯一無二たる存在でいられるのは、それに続く人がいないから。
アクションができる女優は多々いるけど、数本の出演で終わらせてしまっている。つまり、もっと輝ける原石を磨こうとしていないんですよね。日本映画界、しっかりしろよ!
…と思うんですが、よくよく考えてみれば、女子が激しいアクションで戦う映画に需要があるのだろうか?と聞かれれば、返答に詰まってしまいますよね。
思えば、日本ではアクション映画自体が絶滅に等しい状況です。
その上で、女子が転がったりして泥まみれになるような作品が現れても、コンスタントに作り続けるのは難しいと思うんだ。
中には、アクションを重点的にやりたい女優もいるでしょうが、手っ取り早いところで本作を見てしまえば、やはり志穂美さんには簡単には追い付けないと実感するんじゃないかなと。
パンチやキックの重みだけではなく、気合いの掛け声の声量も圧巻!
個人的には武田梨奈さんには注目してたんだけど……前述のような理由から、さほど受けないであろうアクション映画には、あまり積極的には出てくれないんだろうねぇ…。
って事で、『ワカコ酒』の新作、待ってます!←これが言いたかった