『仮面ライダー☓仮面ライダー 戦国MOVIE大合戦』を観てきました。
ライダー(&スパ戦)の映画は春・夏・冬とありますが、近年の冬の作品は秋に終了したTVシリーズの、もう一つの最終回たる作品になっています。
今回で言えば『ウィザード』ですね。
夏の映画はトホホ気味だったけど、今作は色々な決着を付ける、一種の続編みたいな感じで面白かったです。
近年の平成ライダー、キャストのビリングが5番目以内のキャラが死亡する事は皆無に等しかったけど、『ウィザード』では久々にレギュラーが死亡します。
何らかのきっかけで生き返ってホッとひと安心→ハッピーエンド♪みたいなチープな話にはならず、永遠の別れをキチンと描いたのは良かったと思います。
今回の劇場版では、残された者がどう生きて行くのかが描かれています。
死んだ者は帰ってこない、でも……この辺り、男女としての話にも見えるので、いっそう深みがあるんじゃないかと。
晴人とコヨミの関係はLIKEとかLOVEとかで言い表せない、チト複雑なものですが、そこには確固たる絆がありました。
晴人のアンダーワールドにダイブしますが、そこはコヨミ尽くしの世界。
ここでの回想(のようなもの)は実に贅沢な作りで、アンダーワールドを明瞭に表したシーンになっているんじゃないかと思います。
ストーリー的にはチト暗いんですが、所々に挟まれるコメディ要素が笑えます。
つーかね、晴人さん、私語多すぎです(笑)。
聞かれてないと思って、ボソッとヘンな事ばっか言ってるんですよ、この人は…。
予告編でもあったように、コヨミが再登場し、白い魔法使いに変身します。
ここで、なーんだ使い回しか~と言っているアナタ! ビミョーに造形が新しくなっている事に気付いたかな?
靴がヒールっぽくなっているのは確実だけど、ほんのりお胸が膨らんでいるように見えた気がするんですが……どーでしょ?
TV版のセミレギュラーが多数登場するのも嬉しいんだけど……これだけは言わせてくれっ、真由ちゃんはナマ足じゃなきゃイヤッ。
併映の『鎧武』は、所々でTV版の謎や伏線を踏襲しているものの、完全にお祭り作品。
そう割り切れない人は、フォーゼ以前の平成ライダーが邪魔でしょうがないんじゃないかと(笑)。
TV版『鎧武』の、意外とヘビーな世界とは結びつきにくいというか…。2号ライダー特集と言わんばかりの、ゲストが必要以上に豪華なのは嬉しいんですがね。
RIDER GIRLS(←ダサいので仮面ライダーガールズとは言わない)のおねいさん達も登場していますが、衣装も良かったし、もっとガッツリ見たかったなー。
つーか、この人達はお腹(=腹筋)が実に美しいんだよね。水着アリの写真集が出たら絶対買うんだけどなー。