観終えた、『梅ちゃん先生』 | Joon's blog

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遅ればせながら、『梅ちゃん先生』をようやく観終えました。
ゆるいゆるいと言われる本作ですが、そんなテンションを最後まで一貫してくれたのは良かったです。

放映期間が長いだけあってか、名前のあるキャラが実に多い(50人以上?)。
その中で、イヤなorムカつくキャラが皆無であるのは奇跡。それまでの朝ドラのイメージというと、主人公がイビられたり疎まれたりするのが常だと思っていた俺ッチの固定観念を見事に覆してくれました。
得てして、ドラマの中の人間関係には敵対関係が必ずと言っていいほどにあるものですが、本作にはそれがほとんどない。あったとしても、それぞれに事情があり、最終的には憎めないキャラという意識を植え付けて終わるんだよね。だから本作には、仲が悪いという人間関係がない。
それがリアルさに欠けると言いたがる人もいるでしょうが、そういう人は本作の世界観に馴染めない人なので、他の作品を探す方が良いと思います。

回のラストシーンで謎を次回に持ち越す、いわゆる謎引っ張りが多用された本作。
その謎があまりにもあっけない事も多々あり、ポカーンとさせてくれるのも面白かったんですが、それを最終回直前でやってしまうのには驚き。
「オイオイ、明日で終わりだってのに、この期に及んでまだ何か一波乱あるのか~!」と思いきや、最終回を観た時はあまりもの衝撃に、もう大笑いするしかなかったという。
…この作品は、実は建造さんの成長物語だったのかよと(笑)。
まぁ、驚天動地の怒濤の展開から大団円!なんて状況に陥るような要素もない作品なので、突然と言えば突然な終わり方なんですがね。
…だからこそ! また続きが作れるんじゃないかと。4年に1回くらいのペースでSP版でも作ってくんないかなぁ。

ええ、ええ、関連誌も買うくらいにハマった俺ッチですよ。


NHKドラマガイド(パート1&パート2)と、NHKウイークリーステラ増刊が発売されていますが、スチールやインタビューだけでなく、ストーリーやキャラ紹介等々が数多く掲載されていて、実に資料性の高い本だと思います。
ただ、NHKドラマガイドの方には22週までしか載っていないので、残り4週分とSP版を補完して、パート3として発売してくれる事を切に願う!

そーいや、以前、“梅ちゃん先生”“新旧レッド対決”というフレーズで当ブログに辿り着いてくれた貴方! 安岡夫妻の次男の名前は“新(あらた)”との事で、今度は護星天使のレッドが加わったとか思ってませんか(笑)?