海洋堂 アクションフィギュア その1 | ボトキチブログ

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1/35アクションフィギュア スコープドッグ レッドショルダーカスタム
海洋堂/レッズ XEBEC
原型 佐藤拓
1999年3月発売
定価2980円

 

今回は99年に海洋堂/レッズより発売されたアクションフィギュア(以下AF)について。
海洋堂/レッズという表記は「製造元は海洋堂、発売元はレッズ」ということです。
海洋堂という企業は発売ルート確保が苦手らしく、他にもチョゴエッグだのWTMだの他社の販売ルートで商品を世に送出していた事は皆さんもご存知のことでしょう。

 

 

さて本記事を作るにあたり、当時のホビージャパン(以下HJ)誌を引っくり返して調べてきました。

 

 

HJ'99 3月号 本誌内告知記事
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HJ内記事によると「発表から1年近く経って~」との記述があり、発売にこぎつけるまでに紆余曲折があったと思われます。
主に中国の工場やらレッズの発売ルート確保とかややこやしい問題があったのでしょう。

 

 

同 海洋堂宣伝ペ-ジ
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こちらのページでは「史上初!ウェザリングの入ったリアルミリタリーロボットトイ誕生!」の宣伝文句が大きく踊っております。
なるほどウェザリング塗装のトイは今までなかったんですねぇ~。

 

 

記事によるとHJ内記事では2月下旬発売、海洋堂宣伝ページでは3月上旬発売とあります。
どっちだかもうわからんけど。

 

 

ちなみに原型は佐藤拓氏とありますが「ロボ師」との異名をとるほどの方ですが残念ながら2006年8月20日に逝去されております。

 

 

この後「海洋堂とボトムズ」の関りを記していこうと思ったんですが長くなりそうなのでまた別の機会にでも。

 

 

ということで実際にブツを見てまいりましょう。

 

 

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プロポーション・ディティールはそんなに悪くはないんですが、欲を言えばもう少し頭が大きい方が良かったかな?あと足首が軽タコ並みに細すぎだな。
可動についてですがHJ記事では「全身23カ所が可動するというスグレモノだ」なんてホメていますが可動箇所がそれだけあっても全然ポーズ付けができないダメなカンジだ。
塗装も基本塗装はいいんだけど売りのウェザリング、足元の泥はうるさいってーか、黄土色粗吹きしただけだよねぇ~・・

 

 

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肩・上腕回転・肘・手首回転と可動しますがいかんせん、肩関節が一軸可動で回転するだけで腕を横に広げることは不可能です。

 

 

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脚付け根・膝・足首と可動しますが肩間接と同じく脚付け根も一軸可動で前後に回転するだけで脚を広げた踏ん張った力強いポーズができません。膝は2重関節なんですがとっても無駄。

 

 

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腰装甲版は前と横の4つが可動します。

 

 

一応足裏も再現されてます。
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レッドショルダーカスタム

装備一覧
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装備装着
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いやあこのトイ、PVC完成品ての?とにかく素材が微妙に柔らかく、微妙に硬くて装備装着に非常に苦労しました。
撮影中に肩関節が折れて仕方なく弐号機を用意したのは内緒だorz
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てかよく見ると初号機(肩の壊れた方)と弐号機で赤肩の位置が違うじゃんww
・・・か、海洋堂め・・・・・
ちなみにレッドショルダーの本来の赤肩の位置は右肩で
キリコがウドで使用したのは左肩です。だからどっちも正解っちゃ正解なんだけど?

 

 

最後に35MAXのRSCと
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パースがついちゃって撮影されてるみたいですがさにあらず。
同じ縮尺なのにM級とH級くらいの差がありますねw

 

 

あ、そうそうこんなんも発売されてました。
クリアーバージョン
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感想

実はこのサイズのATトイを欲した時に1/35は意外と他のスケールに比べるとチョイスの幅があるのです。
海洋堂の他に 35MAX・CM’S・旧タカラ・ジョイントモデル&プライズと5種類もあるのです。

 

 

でこの海洋堂トイですがAFと言うにはまず可動範囲の狭さ、というよりまずさからカッコイイポーズ付けは困難です(海洋堂はこのシリーズの反省からまた違うトイが発売されるのですがその話はまたいずれ)
そして昨今のAFトイの様に手首が数種類付いてるでもなく(写真に写ってるものだけ)物足りなさという点ではかなりのものです。

 

 

10段階評価で見てみると

 

 

 

塗装  8
造型  4
可動  2
レア度 5
コクピット再現度 0
装備の付け替え困難度 -3

 

 

 

と言ったとこでしょうか?

 

 

あ、そうそうついでにブラサカの記事も写真が少なく暗かったので加筆修正・写真追加しときました