みのり書房刊 VOTOMS ODYSSEY | ボトキチブログ

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もはや伝説と言って良い奇跡の1冊です。
それが「ボトムズ オデッセイ」だということはボトムズファンなら誰しもが認めるところでしょう!

 

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圧倒的! ひたすら圧倒的!!
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「ボトムズ オデッセイ」という本はアニメ雑誌月間OUTの85年11月増刊号として発売されたものです。
掲載範囲はTV本編~OVA「ザ・ラストレッドショルダー」迄
とにかく圧倒的な量のオリジナルイラストが誌面を覆っています。
その全てが素晴らしく、そしてそれに負けない量の、熱量を持った文面が誌面を飾っています。
「機動戦士ガンダム」でいえばガンダムセンチュリー的な立場の本、と言えば通じるでしょうか?
(濃いガンダムファン以外知らなくていい本ではありますがMSVのモトネタ本とでも言えば通じるでしょうか?)
まずその情報量ですね。
この本オリジナルの設定が随所にあります。
それはTV本編を捕捉するのものから、さらに飛躍して世界観を広げるようなものまで種々雑多存在して、この本発の設定が逆にアニメに影響しているものまであります。
本編に影響を与えたものの代表的なものにターレット付き戦車「アストラッド」がありますね。
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この戦車は「ボトムズ オデッセイ」が初出なのですがその後OVA「野望のルーツ」(レッドショルダーパレード時)や「ペールゼンファイル」(マニド峡谷)などにも出演しています。
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それと機甲猟兵もそうですね
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OVA「サンサ編」「クエント編」のオープニグでキリコがまんま同じ格好をして登場していますw
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いつ機甲猟兵になったんだよwwwwwて話ですがw
そしてこのネタ事態はメロウリンクにも採用されていますし青ベル3巻にも主人公が機甲猟兵だったのか、と思わせる場面があったりしますね。

 

 

逆に完全に無視された悲しい存在もあってそれがコレ
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ファッティーカスタムだ!
「陸戦性能向上型」の謳い文句のコイツは「野望のルーツ」登場の陸戦ファッティーのおかげですっかりなかったことにorz
かっこいいんだけどね。説得力としてはアニメ版の方が上だよなぁ~。
だがしかし、公式設定なしのボトムズではこれもまたアリかも。
なんせ広大なアストラギウス銀河が舞台のお話ですのでこんなATもあったかも、でw

 

 

青ベルのことがでましたが当書籍には「青の騎士 ベルゼルガ物語」の挿絵を描いてることで有名な幡池裕行先生のイラストも多数掲載されていまして中でも個人的にヒットなのがこちら♪
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幡池版ココナ♪
スバラシすぐるwwww

 

 

ロマンアルバムでは名無しだったこいつらも晴れてネーミングが決まりました♪
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以下掲載内容
■ビジュアルストーリー
 TV本編&ザ・ラストレッドショルダー画像によるストーリー説明
■ザ・キリコ
 文・高橋良輔監督 画・塩山紀生画伯によるボトムズ本編を小説化したら~という想定で書かれた短編の小説
 エイティフライの渾名が「ハングマン」
 チェコブの木で焚き火→幻覚を見る
 タ・ビングの街でムーザと再開→グレゴルーが探していることを知る
などの情報が

 

 

■ミリタリーイラストレイテッド1
 多数のイラストにより開発者視点による小説形式でATの成り立ちを解説。

 

 

■ミリタリーイラストレイテッド2
 AT以外のメカ(支援車両、銃など)を紹介
 アストラッドもここに掲載、他にもここで名称や形式番号を与えられたものも存在する。

 

 

■ミリタリーイラストレイテッド3
 小説形式でATとその他支援兵器の運用を戦術的に紹介している。

 

 

■アーマードトルーパー整備レポート
 新兵が自機のATを整備する話をイラストと小説形式で紹介している。
 PR液がいかに危険な液体であることとか、上腕の歪んだ装甲をはずすのにタガネとハンマーを使って いたり・・・w

 

 

■ボトムズパーカッション(ウド)(クエント)
 記者が取材でウドやクエントを彷徨う小説。
 ココナと出会ってバトリングを見に行ったり(しかも一山当ててるしw)クエントに砂モグラを見に行 ったりするちょっとギャグなお話。
 文章は設定進行の井上幸一氏。イラストは幡池裕行先生♪(上で紹介したココナがそうだ♪ちなみにも う一つのイラストには背景にケインやロニーがいたりするw)

 

 

■設定資料
 TV本編に加え、ザ・ラストレッドショルダーの設定資料も多数掲載されている。

 

 

とにかくこの本は遊び心が満載でしかも真面目に公証もしていて想像力をかき立てられる一冊です。
イラストを描いている人も豪華すぎてグウの音もでやしません!!
 塩山紀生・大河原邦夫・宮前光春・上田信・見末順・幡池裕行・岡本英郎・
 明貴美加・藤田一己・福地仁(敬称略)
という多種多彩な才能がもたらすイラスト群は眼福ここに極まれり!!
ボトムズファンであるならば間違いなく家宝の一つにしていいくらいだ!
新規参入のファンには入手しずらい1冊かもしれないけれどこれは持ってた方が間違いない1冊だ!!

 

 

評価

★★★★★(星5つ~♪)