秋本行治著 War-dog ”VOTOMS" | ボトキチブログ

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いよいよ来週にはボトムズコミックの最新刊「CRIMSON EYES 」が書店に並ぶわけですがそれ以前にも本編以外のお話を描いたボトムズコミックが存在し、それらを知ることも正しいモノの見方と言えましょう。

 

今回は今は亡き 株)バンダイ刊 サイバーコミックスに2話掲載された秋本行治先生のコミックを取り上げたいと思います。

 

 

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まずは「サイバーコミックス 02」に掲載された「アーリ-ドッグM72 EXCELLENT・AT」です。
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こちらは敵バララントの新型に部隊を壊滅させられ、囲まれたギルガメス軍中佐がクエント人の女性技師と輸送途中のギルガメス軍の試作先行開発型AT「アーリードッグM72」を使って現状を打破しようとするお話です。
ストーリーも渋めの展開ですしなによりメカ戦が細かく描かれて(少々見づらいですが)とてもカッコイイです(良くも悪くも80年代的ではありますけどねw)

 

 

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そして「アーリードッグM72」がすげぇカッコいいです♪
まだマッスルシリンダー、及びポリマーリンゲル液の変換率もけっして高いとは言えず、「270秒の死角」と呼ばれた始動までのタイムラグは致命的であった・・・という設定もしびれますね♪

 

 

余談ですがこのアーリードッグ、昨年のホビージャパンのオラタコ選手権に出品されていましたが編集者の勉強不足で「オリジナルデザイン」とか紹介されていました・・。
出品された作品は非常に素晴らしい物でしたので余計に・・・何と言いましょうか(苦笑
コンテスト開催するならちゃんと把握しておいて欲しいものですね。

 

 

そして「サイバーコミックス 03」には「BLUE SONGS」が掲載されています。
自分のAT小隊を率いて新型ATと実践テストをするギルガメス軍中尉のお話ですが実はその新型ATの操縦者は中尉の婚約者で・・・。
といったもの悲しいお話になっております。

 

 

ストーリーはさておき今回のお話には色々な装備のスコープドッグ(?)が登場しまして1体1体違う装備に描かれていて興味深いです。
まるで人間の歩兵のようにバラエティにとんでるように描かれていて面白いですね。(確かプラトーンもこの頃公開だから多少なりとも影響があったのかも)

 

 

 

その中でもカッチョイイ一コマがこれです。
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「戦闘準備!!!」てな雰囲気で好きなコマです♪
しかし秋本先生、時間がなかったのかどうか前回よりちょっとメカに手抜きな部分も見れて・・・・(例えばこのコマの左端のATの上半身と下半身のバランスは明らかに右端のUPのATと違うw)。
ま、それを差し引いても十分に今でも面白い作品です。

 

 

 

「War-dog ”VOTOMS"」はなぜかこの2作品だけがサイバーコミックスに掲載され終了しています。せめて1冊単行本がでるくらいは描いて欲しかったOTL

 

 

02の巻末を見ると1988年6月となっていますがこの頃からバンダイはボトムズというコンテンツを欲しがってたんだなぁ・・・・。
その後サイバーコミックスにはメロウリンクの外伝や赫奕たる異端の作品が掲載されますがまたいずれそのお話もしたいと思います。