2024/02/03 | 横浜関内馬車道歯科ブログ

横浜関内馬車道歯科ブログ

関内馬車道デンタルオフィス・関内馬車道インプラントセンター・関内馬車道歯科口腔外科の河合です。このブログは2010年3月より個人的に書き始め、引き続き2016年4月開業の関内馬車道デンタルオフィスとして日々の出来事、オフィスのニュースを発信しております(*^_^*)

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60代男性 欠損した奥歯をぴったりフィットした部分入れ歯で補いしっかり噛めるよう改善した症例

■年齢と性別
60代男性

■ご相談内容
「奥歯がないので噛めない」とご相談いただきました。

■カウンセリング・診断結果
拝見したところ、左右上の奥歯8本(第1小臼歯/4番、第2小臼歯/5番、第1大臼歯/6番、第2大臼歯/7番)が欠損していました。

このままの状態を放置すると、食べ物をしっかり噛むことができず消化不良を起こしたり、噛み合わせに悪影響を与えたりする可能性があるため、欠損した歯を補う必要があると診断しました。

患者様の奥様は、人工の歯根を埋める「インプラント治療」を当院で行い、結果にご満足されていたため、患者様もインプラント治療をご希望でした。

■行ったご提案・治療内容
失った歯を補う方法には、インプラント治療の他に入れ歯を作製する選択肢もあります。
患者様はヘビースモーカーで喫煙歴も長いため、歯や歯茎に対する悪影響があり、インプラントが顎の骨に定着するのに支障をきたす恐れがあることを説明し、入れ歯を作製するプランへの変更を了承いただきました。

その上で患者様のご希望に沿うため、歯と歯茎にフィットした留め具「RPIクラスプ」を使用した、インプラントと遜色ない噛み心地を得られるバネ式の入れ歯をご提案しました。
RPIクラスプは、以下の3つから構成されています。
①入れ歯の着脱方向を規制し、着脱をスムーズにする「隣接面板」
②歯に負担をかけにくく、入れ歯を目立たず固定できる「Iバー」
③残存歯内側の歯茎との境目を利用した、入れ歯を沈み込まないようにするための装置「レスト」

この3つの構造により、噛み心地が良く装着感に優れ、着脱の際歯に負担をかけにくくすることが可能であることをお伝えし、ご希望いただきました。

また、患者様がこれまでご使用されていた入れ歯は、プラスチックで上顎全体を覆う「レジン床」です。そのため、違和感を感じやすく維持力の弱いワイヤークラスプにより、食べ物を噛むたびに入れ歯が動いていました。
そこで今回は、生体親和性の高い金属で作る土台「チタン床」を可能な限り上顎を覆わない形状にして、変形しにくく違和感の少ない部分入れ歯を製作しました。

■治療期間
約2ヶ月

■およその費用
約350,000円

■術後の経過・現在の様子
奥歯でしっかり噛めるようになり、見た目も自然な仕上がりになりました。
患者様も「入れ歯が安定しているので、硬いものも噛めるようになって嬉しい」と大変ご満足いただきました。

現在も定期的なメンテナンスにご来院いただいております。

■治療のリスクについて
・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

■クリニックより
一般的に欠損した歯を補う方法として、インプラント治療や橋渡し状の被せ物「ブリッジ」を装着する方法でないとしっかり噛めないと思われがちですが、
当院では、入れ歯治療も妥協なく製作し、しっかりした噛み心地を得られるように心がけております。

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@kabashika

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