大腸内視鏡検査 | 想像と創造を膨らませるビジネスチューインガム

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ビジネス、ランニング、とにかく取り組んでいること、何かの糧になる?ことについて書き綴っています。多少の個人的な見解と偏見はご了承ください!

2月の健康診断で潜血があったということで、

大腸内視鏡検査に行って来ました。


3年前にも引っかかりましたが、そのときはもともと痔もちで、

症状は出ていないもののその影響だろう、と思って精密検査には行きませんでした。


今回は3年ぶりに要精密検査となり、痔ももう10年ぐらいは出ていないので、

そろそろ調べておいた方がいいかな、と思い行くことにしました。


まずは診察に行って、予約日を設定。

そのときに前日から当日にかけて飲む薬をもらいます。


薬は前日に飲むのが錠剤タイプの下剤アジャストA、そして液体タイプの下剤ラキソベロン。

アジャストA+ラキソベロン


前日は消化のよいものしかた食べてはダメで、

野菜などの繊維質、油モノも禁止です。


一応そのあたりもきちんと守って、前日はごはんとうどん(具・ネギなし)で過ごし、

これを前日寝る前に飲みました。


下剤は普段使わないですから、

かなり効いて夜中に下痢になって漏らすようなことはないのだろうか?

と心配になりましたが、翌朝はいつもと同じような目覚め。

特に不快感や下痢の症状も感じず、拍子抜けするほどです。


いつもと同じ時間に排便をして、そのときも普通。

もしかして下剤効いてないの?と思うほどでしたが、

その後2回ぐらい来たので、この程度の下痢誘発ならなんてことない感じです。


午後からの検査に備え、午前9時ごろからガスコンと呼ばれる胃腸内のガスを排出、

下剤効果のある錠剤をまず飲みます。


ガスコン


そのあとマグロコールという粉末を水に溶かして、

2時間かけて飲用。これが腸洗浄液になります。


マグロコール溶解前

溶かし方はこんな風に書いてあります。

マグロコール

もちろん指示どおりに、最初に500mlのぬるま湯で溶かして、

のこりは水を入れて溶かします。

ダマになる部分もありますが、なんとか溶かしきるとこんな感じです。


マグロコール溶解前


これを1時間~2時間かけて飲みきる、ということで、

味は見た目のとおりスポーツドリンクの味です。

まずくはないので大丈夫ですが、やはり量が多いです。


これを飲む間に何回かトイレに行きます。

透明にならないとダメということで、最初の2、3回はぜんぜんそんな気配なし。

「こんなので昼までに透明になるんだろうか・・・」

と思ったものの、その後数回で、便はほとんど出なくなり、

いわゆる水便のようなものが立て続けに出て、

12時ごろにはすっかりきれいになりました。



検査は14時過ぎから始まりました。


まずは検査服に着替えます。

ズボンはお尻のところが縦に大きく開く不織布製の使い捨てパンツ。


ベッドに横になって先生を待ちます。

その間、看護師の方からの注意というかアドバイスが。。。


「検査中、おならしたくなったら我慢せずにどんどん出してください。

それから痛みがひどいようでしたら言って下さい」


しばらくすると先生が来て、おしりにゼリーを塗り始めます。

こういうのに慣れている人もいるかも知れませんが、

私は始めてなので、ちょっと違和感あります。


そこからカメラを入れていくのですが、

その様子は当然背後で行われているので、まったく見えません。

ただなんとなく吸引機みたいなものも一緒に入りながら

液体を吸いだしている感もあります。


そしてどんどんカメラが中に入っていくのですが、

当然大腸はまっすぐではなく体の中で回っているので、

腸壁になんとなく当たっているというか、

突き刺さっている感もあって、時々かなり痛いです。

正直なところ、額には汗が出て、いつまで続くんだろうか・・・

という気分と、本当にこれ大丈夫?という気分になりました。


というのも実施前の誓約書にはまれに腸壁に穴が開いて出血する場合などがあり、

その場合は開腹手術をします、みたいなことがありましたから、

これは確かに穴が開くかも、とか思うぐらいの痛さです。


10分ぐらいでしょうか・・・痛みに耐えられるのもこのあたりまで、

と思ったころに先生から

「一番奥までたどり着きました」

の声があり、ひとまず動きがなくなったので、痛みがなくなりました。


そこで仰向けになってひざを立てて寝そべる感じになって

モニターも見えるようになりました。


今回は市立の総合病院でやりましたから、モニターを見ながら先生が

あれが小腸の壁、これがなになに、と若いお医者さんに説明もしています。


「それでは今からカメラ抜きながら、見ていきます」

という声でカメラを抜きながら、撮影、そしてゆっくりと腸壁を見ていきます。


僕もモニターが見える位置だったので、チラチラと見ていると

「一緒に見ますか?」

ということで、見ながら説明してもらいました。


「今ここにカメラがあるんですよ」

といいながら、僕のおなかをポンポンとたたくと

画面のホースのようにひだひだのある腸管もポンポンゆれます。

洗浄液で洗浄しただけのことはあって、

ピンク色というか肌色というか、きれいな大腸です。


その後も同じ光景がずっと続いて、最後の方に近づいたところで、

また体制を元の横向きになって、モニターが見えなくなって、

最後出口のあたりをぐるんとカメラを見回して終了。。。


所要時間は20分~25分ぐらい?

先生からは

「痔がありましたけど、それ以外は特に問題ないです」

とのこと。


予想通りの結果とは言え、何かあったらどうしようと少しは思っていたので、

ほっと一安心。


通していくときにガスを入れながら膨らませているので、

朝から何も食べずに腹は減るけど、腹が張る、という感じで、

なかなか味わえない感触。


料金は3割負担で5400円ほど。

思っていたよりも安かった・・・


それにしても差し込まれて最後までたどり着くときに

時々感じる痛さは久しぶりに汗が出る感じで、

ちょっとこれはなかなか・・・


耐えられないほどではないものの、

出来るならやりたくないものが、またひとつ増えました。