MW ムウ 手塚治虫 | 想像と創造を膨らませるビジネスチューインガム

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MW(ムウ) (1) (小学館文庫)/手塚 治虫
¥610
Amazon.co.jp
7月4日より公開されている玉木宏、山田孝之主演の映画「MW」 の原作になります。手塚作品は結構読んで、家にもかなりありますが、「MW」はなかったので、今回は楽天ブックスで購入してみました。

楽天ブックスはAmazonに比べると、配送の梱包がかなり簡易ですね。以前もそうだったので、段ボールの内側に緩衝プチプチ(エアー)をあしらったものを使用しています。本はビニールでシュリンクがかかっていますし、傷つくということはないので、全く問題はありません。配送もメール便ですが、ヤマト運輸なので、速いです。3月から始まっている送料無料キャンペーンは8月31日までということで、割と思い切ったことをしています(今回も2冊で1200円程度ですが、もちろん送料無料)。

本の内容は事前にピカレスク(悪徳)ものと聴いていたので、すんなりとは入り込めましたが、いままで読んだ手塚作品とはやはりちょっと一線を画すものではありましたね。

もちろん「ブラックジャック」や「火の鳥」なんかでも人間に対する問題提起をしていて、そちらの方が深い感じはします。ただ、この「MW」も単なるピカレスクではなく、政治的なことや金銭にまつわる人間の醜い部分に触れ、主人公の悪徳さ以外の部分での背徳を描いています。

「MW」というのは、毒ガスの名前ではありますが、上下を逆にしても「MW]と読めますし、作品の中にもそれを暗示するような部分があるように、考えさせられるネーミングであり、設定です。