*小説をめぐるあれこれ
昨日は、奥先生の毎日文化センターの文学教室の日で、残り2日となったものだった。
教材は、林芙美子「残菊」。
僕は、全然、評価できない作家だった。
同じ受講生の方から、僕自身が書き方を教える講座のあった話をつい漏らすと、「あれば受けたい」と言われた。
ありがたいことだ。
さて坂崎かおるさんの短編集『箱庭クロニクル』の冒頭の「ベルを鳴らして」を、やっと分析読みが完了して、読み終えた。
小説を書くのと同じくらい、脳も集中力も使うから、大変だった。
もちろん、この大変さは内容が難しいのではなく、面白く、凄すぎるからだ。
それを踏まえつつ、書き出した長編の児童文学系小説の改稿は、冒頭の完全新作パートが7枚になり、1章は完成した。
坂崎かおるさんの文体と、戯曲感覚での執筆による、この書き方は、次々と因果プロット的な言葉や伏線アイデアが出てきて、
人物過去やエピソードが成長してゆく感じで、すごく描きやすい。
結果、人物間対峙も人物群渦も渦をまき始めている気がする。
この書き方だ、と僅か7枚でも、主人公の性格や環境もチラチラ出てきて、情報が重なってゆくから、作品世界は自然と構築されてゆく感じだ。
あとは集中力を絶やさなければ、元原稿があるから、その改稿だけで、30枚あたりまで、今日中に書けそうだ。
きっと、書いた文章が80枚ほどに達すれば、書き上げたくなるのかな。
実際、前に、1月に3日ほどで200枚を書き直した実績はあるんだからね。
でも、小説を書くのって、一種の躁状態というか「狂気じみた興奮」へ落とし込まないといけないから、そうそう集中力が続かない。
詩だと数時間のことだけど、長編小説だと何週間もにもなるから、大変なんだ。
だから、ノーマルな平静状態の自分からすれば、
「小説? 何、それ、時間かけられないよ」
「まさか、100枚なんて書けるわけないじゃん」
と、思えて、当たり前なんだよね。
その分、その書き上げる苦しさから、全力で逃げたくなる気持ちもある。
一方で、「書き上げたい」、「完成させたい」と心底、願っているはずなのに、矛盾しているけど。
で、今回のこの作品も、今の時点では、完成の見通しが全然立たないんだ。
だから、正直、逃げ出したい。
どうとでもなる、詩の創作へ逃げたい。
でも、もし詩へ逃げたら、すごく後悔するのがわかっている。
まして、今回、うまくいく書き方に気づけたんだから。
うーん、だ。
完成できるかどうか、本当の正念場だね。
一応、当初の目論見通り、ちゅうでん児童文学新人賞(9/3締切)に出す予定です。
まだ今週の土曜日あたりまで、改稿へ取り組んでみます。
*その他の、あれこれ
一つ、小説のオンライン講座で気になる作家のものを見つけた。
でも、今は新たに学ぶより、今のスキルを身体性に取り込む時期だから、迷っています。
(戯曲・演劇系は別です。今のスキルとリンクしているからね)
たぶん、小説創作に関して、自分から新規で何かを探しにいくのは、上記の書く苦しさからの「逃げ」になっている気がしています。
また、2時間やそこら、受けたから何とかなる「欠点」じゃない気もする。
もし講義が書け書け式の自慢話系だったり、僕には既知な当たり前のことの話だったりしたら、お金をドブに捨てるようなものだしね。
その人の小説を読んでからの決定にするつもりです。
戯曲系の講義講座を、一つ、金曜日8/21の夜、受講します。
また、姫路の「初心者のための戯曲講座」の最終第4日目が8/23日曜日にあります。
課題の戯曲は、遂行して第3次稿にして、もう添付送信しております。
そばに置いていると、無限に改稿してしまうので、どこかで見切りをつけないといけないので、早めの送信でした。
さて、上記の「ちゅうでん児童文学新人賞」以外の、9/30までの執筆予定は、二つ。
絶対やりたいのは、「文學界新人賞」(9/30〆切)の落選原稿の改稿。
これは、改稿だから、できるでしょう。
去年からは大幅にスキルアップしているので、もうどうなるかわかりません。
改稿と銘を打ちつつ、ほぼ新作になるかもしれません。
いい意味で、わかりません。
もう一つはやるかどうか、微妙ですが、「第1回徳間書店ものがたり新人賞」(9/30〆切)。
これ、過去にいっぱい書いた短編の「チィちゃん」という女の子を主人公にしたもの(シリーズ?)を、
書き加えて連作にしてみたいんですよね。
どうなることやら。
