やっぱり、面白い。
佛教大学OLC講座、日高教授の「村上春樹の短編集を読む」。
この佛教大学OLCですが、前にもご紹介したように、1講座1,000円で安価です。
お試しで1回、受講してもらえれば、連続した残りを受講できる、合理的え安心なシステムです。
他大学の公開講座は、だいたい1回あたり1,500円が相場で、2-7回セットなどでの申し込みが多いですからね。
この僕が受けている、今の「村上春樹の短編集を読む」の第1回分です。
この間から、何度も何度も視聴して、やっと昨日、見終わりました。
なぜ、そんなに時間がかかったかって?
面白くなかったから?
いえいえ、逆です。
いつにも増して。内容が面白くて、メモアプリにちゃんと記入するために、
何度もストップさせたり、聞き返したりしたからです。
すごく小説創作者としては、興味深い内容で,刺激的だったからです。
単に、村上春樹の文学的な特色だけでなく、
この回は、文学一般での「物語」とは何かの定義づけ、村上の短編小説がいかに長編小説へ成長したか、
または、村上の言う短編小説の作り方が、長編小説とどう違って、どう関わっているか、
などを至極、納得のいく説明・講義してもらいました。
特に、この『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集』で、
短編小説について述べていることへの、日高教授の論評が、秀逸でした。
「短編小説はまずうまく書けていないことにはお話になりません」と春樹が言うのは、
長編小説はある程度下手くそでも上手くなくても、物語になっていればいいと言うことですね。
(物語的な力で誤魔化せる)詩と物語の違いと言っていい、物語はその世界観をうまく書けばいいと言うことで、
短編小説はその中間にあって、表現やレトリックそのものの力や価値が要るんだ、と春樹は述べています。
つまり、それは、春樹が、短編というものを、蝶々を捕まえるようにすればいい、と述べていることで、
読者がどう読むか、あれこれ考えなくていい、ってことになるんですね。
短編小説をワンセット5・6編を集中的に書くことは、長編小説を書くトレーニングになるとも指摘しているのは、
僕にはすごく印象的でした。
とにかく、昨日は、慣れぬ1日仕事で、待機時間に創作もしたんですが、
帰宅後は精神的に疲れて、どんよりしていました。
でも、この講義をまとめていると、頑張る元気を貰えた気がしました。
太宰治賞を、どんどん書き進めないといけません。
やれやれ。

