完成! 文學界新人賞向けの応募原稿150枚。
ずっと改稿していた、文學界向けの応募原稿が推敲し終わりました。
ジャスト150枚で、最後の行まで書き埋めました。
最後の、最終ページの終章がうまく「まとめ」きれなくて、どうしようかと思って、ずっと迷ってましたが、
その「まとめ」意識そのものがアウトじゃないか、と気づき、
西脇順三郎賞的に「宝石箱を覆したような」終わり方にしてしまいました。笑
文字通り、一部に詩をぶち込んでしまってます、最後の章にも。笑
いや、詩と言っても、僕的には、わかりやすい詩行で、普段の難解な象徴詩には、さすがにしませんでした。
当初は、最終章へ詩を入れるなんて、そんな邪道な、と思ってたんですが、いや、もういいんですよ、ジャンル枠なんか。
どうせ落選なら、何描いても自由ですからね。
散文と、韻文の違いなど、糞食らえです。
今日、午後、講演会へ行く途中で、郵便局の本局の一つでレターパックで投函する予定です。
作品のレベルは、自分では全力を尽くしたので、ずいぶん良くなったと信じたいです。
1次選考は最低でも突破して欲しいんですが、結果は予想できず、さっぱりわかりません。
なんせ、小説における自分の現在の筆力がどの程度なのか、さっぱりわからないんですよ。
元になった、去年の同賞への落選作よりは、主張が明確になったと思っています。
正確には、改稿において、前作になかった詩や詩的表現をふんだんに入れましたからね。
さらに、元の作品にあった〈企み〉をどんどん派手にし、徹底し、文字通り作品中にぶちまけました。
僕の考える純文学の一つの形態は示せたので、また別の挑戦は、次にすぐ取り掛かる群像文学新人賞でやってみたいと思います。
元の作品を活かす形でのやれることはやり尽くしたので、これ以上は、僕の筆力では無理なレベルにはなりました。
これが一つの完成形ですね。
エンタメ系を書くときと違って、はちゃめちゃできる点は、すごく楽しいです。笑
今まで、変に「これは小説で散文だから」とか、「純文学はどこまで筋とは無関係な脱線をして遊んでいいか、わからない」とかの制限を、
無意識に科して、勝手に決めた「理想の小説の書き方」へ向けて書いていたので、馬鹿げていました。
何より、その「理想の小説の書き方」を当人が知らないのに、七転八倒しているなど本末転倒でした。
散文・小説のルールはある。
その枠をちょっぴり崩すのが純文学。
その枠内で自由に物語展開するのがエンタメ系文学、なのですから。
ああ、あと、来月行く放送大学の徳島学習センター面接授業の「英米文学を楽しむ」の往復のバスの予約をしました。
レイモンド・カーヴァーの講義があるので、すごく楽しみにしています。
海外文学の講義は、慶應通信や東洋大学通信ではあったものの、その頃は小説を書いていないか、まだちゃんと書けなかった頃ですからね、
今とは全然、こちらの態勢が違いますから。
スクーリングに当選したことに浮かれていて、宿や交通手段を忘れると大変ですから、ちゃんとメモしています。
土日に、自分の行きたいスクーリングへ行けるのは、この非常勤勤務の最大の良さですよね。
今、すごく貧乏だけど、それだけは最大のメリットで嬉しいです。
今日は、午前が京都芸術大学の文芸コースのサークルの、エッセイ合評会です。
午後は、講演会へ出かけます。